法廷遊戯はつまらない?面白いという声や映画の感想まとめ

2023年11月10日公開となった映画『法廷遊戯』が、公開を前に早くも「つまらない」「面白い」などの感想が出ています。
法律が題材になっているせいか「面白くない」という意見もちらほらある中、「ひどい」という声もあるようです。
「つまらない」「面白い」まではよくある感想と思われますが、「ひどい」とはどういうことでしょうか。
今回は、映画『法廷遊戯』について「面白くない」など、不評な点に着目してみました。
Contents
法廷遊戯はつまらない?
映画『法廷遊戯』でも、試写会などに参加した人たちの感想などが上がっていました。
その中で「つまらない」という意見があるのも事実。
ここでは、つまらない理由を調べてみました。
つまらない理由①法律用語が難しい
ダントツといっていいくらい多かったのが、この「法律用語が難しい」でした。
この映画の原作者・五十嵐律人さん自身が法律に詳しい弁護士であるだけに、劇中で法律用語が出てくるのは致し方ないでしょう。
法律の勉強をしている人には、非常に勉強になる映画です。
しかし、主演の永瀬廉さんや北村匠海さん見たさに映画を観た人にとっては、少々難しいと感じるようです。

そうね、私も後者の方だから、映画を観に行くかどうか迷ってしまうわ。
つまらない理由②登場人物の心理描写が少ない
2番目くらいによく出てきたワードで、「人物の心理描写が少ない」でした。
【心理描写(しんりびょうしゃ)とは】
小説などで、作中人物の心理過程や意識の内面を分析して描き出すこと。
引用元:https://www.google.com/

これって映画に関わらずドラマでもとても重要な要素じゃない?それが少ないと余計難しくならないかしら?
このあとの「面白い理由」でも解説しますが、意外とそう難しいものでもないようです。
つまらない理由③ストーリーの展開が複雑
この映画の特徴といってもいいのが、「ストーリーの展開が複雑」というものです。
- 先が読めず、事件発生前から裁判に至るまで真相がもっと別にあるような疑いを持ってしまう。
- 真実がどんでん返しのどんでん返し。
つまり、大阪新喜劇風にいうと「いや、なんもないんかーい!」とか「いや、せーへんのかーい!」みたいな展開が随所に出てくるようです。
かといって、決してコメディタッチに描かれているわけではなく、物語はあくまで真面目に進行していきます。

うん、レビューサイトでも「おふざけや恋愛要素はまったくない」という書き込みがあったわ。
原作者・五十嵐律人の推理小説のマイルール
原作者の五十嵐律人さんには、ミステリー推理小説を書く上で独自のマイルールがあります。
それは
最初に思いついた答えは使わない
これには『読者に結末を見抜かれないようにしている』理由があるようです。

それはミステリー好きには有難いルールだわね。推理小説は結末が見抜けちゃったら推理小説にならないからね。

だから、どんでん返しのどんでん返しがあるのよね!
面白いという声や映画の感想
ここからは、小説の面白いという声や映画『法廷遊戯』を見た感想などをまとめてみました。
面白い理由①裏の裏の裏まで
恐らく小説を読んでの感想だと思われます。
法律は難しいけど、何か1つ分かると凄く面白くなるようです。
面白い理由②謎がパズルのように組み立てられていく

謎を解いていく過程がパズルのように組み立てられていくような筋書きがよく考えられていて、おもしろかったです。
謎を解いていく過程は面白いけど、劇中で起こった事件は悲しい事件という意見も多かったです。
面白い理由③法律に詳しくなくてもわかりやすい

難しいかなとネガティブ印象だったが、観てみると法律に詳しくなくても分かりやすかったです。考えさせられるテーマもきちんと伝わってきました。
主演の永瀬廉さんも、「法律に詳しくなくてもわかりやすい」点を評価しています。
無辜ゲームとは
『無辜(むこ)』とは、「罪のないこと、またはその人」のこと。
ゲームのルールはこうだ。
「告訴者は自分の身に降りかかった被害を罪という形で特定。
必要とされる証拠を調べ請求し、罪を犯した人物を指定。
審判者が抱いた心証と告訴者の指定が一致した場合、犯人は罰を受ける。
両者の間に『齟齬(そご)』つまり食い違いが起こった場合、無辜の人間に罪を押し付けようとした告訴者自身が罰を受けることになる。
このゲームの主催者は、学生の身でありながら司法試験は突破済みという逸材な人物・結城馨(北村匠海)です。
法廷遊戯が「ひどい」の意味
さて、原作を読んだ人や映画『法廷遊戯』の試写会を観た人の感想の中に、「ひどい」というワードは本当にあったのでしょうか?
なかなか、SNSでも「ひどい」はおろか「つまらなかった」と断言している書き込みは見受けられませんでした。
しかしよくよく調べてみると、「ひどい」の真相がわかってきたのです。
「ひどい」は劇中で起きた事件のことだった
映画『法廷遊戯』では、永瀬廉さん、杉咲花さん、北村匠海さんが演じる法律家を目指す学生たちが行った模擬裁判「無辜ゲーム」の中で起きた事件。
そのゲームの内容を見てみましょう。
無辜ゲームスタート

出典元:https://www.toei.co.jp/
まず、クラスで起こった事件を申し立てる生徒が原告となります。
主催者の馨と残りのクラスメイトらもこのゲームの参加者として放課後、校舎裏の敷地に集まりゲームスタートです。
ある日、セイギ(永瀬廉)の過去に犯した罪を暴くビラがバラまかれ、クラス中が騒然とします。
告発者に異議を申し立てるため、セイギは幼なじみであり現場近くに座っていた美鈴(杉咲花)を弁護人に指名しゲームスタート。
セイギの過去の罪とは、少年時代に殺人未遂事件を犯して逮捕されていたという衝撃的なものでした。
ロースクール卒業後、セイギは弁護士になり馨は大学で法学の研究者となって別々の道を歩んでいました。
その馨から「久しぶりに無辜ゲームをやろう」と呼び出され、セイギが学校の裏に入るとそこには、馨の死体が・・・。
そして死体のすぐ傍には、ナイフを持ったまま放心状態になっている美鈴が立っていたのです。
美鈴はセイギに気付き、「お願い、私を弁護して!」というと、そのまま口を利かなくなってしまいました。
映画の公開を前に解禁された画像には、美鈴の弁護をすることになったセイギの姿があります。

出典元:https://www.toei.co.jp/
死んだはずの馨が法廷に立っていたり、その馨がナイフを持って美鈴と対峙する意味深な画像まであります。

出典元:https://www.toei.co.jp/

これは何を意味しているのかな?馨は本当に死んでたのかしら?

そうね、これは私もびっくりしちゃった!どこまでがゲームなのか分からないわね。
セイギの衝撃的な事件と、死んだはずの結城馨が法廷にいたなどミステリーな要素も含まれています。
しかし総じてこの映画について「ひどい」とは、映画の出来が悪いという意味の「ひどい」ではなく、この劇中で起こった事件が「ひどい」という意味に他ならないでしょう。
SNSなどでも劇中で起こった事件に関して、「惨劇」とか「悲劇」「凄惨」などひどいに集約された言葉が目立ったように思います。

なるほど、「ひどい」のは事件そのもののことだったのね。
法廷遊戯のまとめ
今回は、映画『法廷遊戯』の公開を前に早くも小説や試写会などで物語を見た人の評価が挙がっていました。
「つまらない」という人や「面白い」という感想はもとより、「面白くない」「ひどい」などもありました。
映画『法廷遊戯』に関してよく出た感想は、「法律用語が多くてつまらない」や逆に「どんでん返しが面白い」が多かった印象です。
法律というと詳しくない人にとっては面白くない印象になりますが、この映画は面白そうですね。
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