スイートマイホーム映画ネタバレで結末は?ホラーで怖いラストやタイトルの意味も紹介

2023年9月1日(金)公開となった映画『スイートマイホーム』 が話題になっています。
元は2018年に書かれたミステリー小説だったのでした。
しかしあまりに怖い内容に「ネタバレでもいいから、どんな話か知りたい!」という声が高まっているのです。
著者はなんと新人小説家の神津凛子さんで、この映画は正にデビュー作といいます。
デビュー作でいきなり映画化されたミステリーともホラーともいえる非常に怖い映画です。
それだけに「結末はどうなる?」「ラストが知りたい」と、怖いもの見たさのユーザーが色めき立っています。
映画『スイートマイホーム』のタイトルの意味も気になるところです。
今回は、ネタバレ御免で映画の結末がどんなラストになっているのか調べてみました。
ミステリーなのかホラーなのか、ホントにそんなに怖いのかなどをタイトルの意味も含めて紹介します!
Contents
スイートマイホーム映画ネタバレで結末は?
映画『スイートマイホーム』は、新人小説家のデビュー作とは思えないほど「おぞましい」内容になっています。
それゆえ、「イヤミス」を通り越した「オゾミス」ともいわれているのです。
【イヤミス】読み終えたあと嫌な後味が残るミステリー
【オゾミス】世にもおぞましいミステリー
担当編集者にいわれたこの言葉が、キャッチフレーズとして使われました。
ミステリーといいますが、映画はほとんどホラーとの噂もしきりです。
そのような小説を書いた著者の神津凛子さんについても調べてみました。
スイートマイホームは著者のデビュー作

出典元https://kadobun.jp/
本名 | 神津凛子(かみづ りんこ) |
生年月日 | 1979年:44歳(2023年現在) |
出身地 | 長野県 |
出版作品 | 『スイートマイホーム』2019年・『ママ』2020年・『サイレント 黙認』2021年 |
神津凛子さんがこれまで出版した小説は、すべてがオゾミスなミステリー小説ということです。
実は、神津凛子さん自身が幼少期からミステリーやホラー系の小説を好んでよく読んでいたといいます。
読んでいた本も『エルム街の悪夢』『13日の金曜日』など、なるほど確かにオゾミスな映画ばかり。
しかし、今回のような小説を書く一番の影響を受けたのは、アメリカの「ホラーの帝王」とも呼ばれているスティーブン・キング氏の小説からでした。

出典元:https://upload.wikimedia.org/
キング氏の小説は、「日常生活に隣り合わせたところに起こりうる恐怖を描く」作品です。
今回の映画『スイートマイホーム』は、正しく日常生活から始まるミステリー映画となっています。
スイートマイホームはイヤミスでオゾミス?ネタバレあらすじを解説
「イヤミス」を通り越した「オゾミス」映画『スイートマイホーム』のネタバレあらすじをご紹介します。
スポーツインストラクターをしている清沢賢二は、極寒の地である長野県に妻と幼い娘2人のために、「冬でも半袖で過ごせる魔法の家」と謳われたマイホームを手に入れた。
巨大な暖房設備があるため、家全体を温めてくれるという極寒の地、長野には有難い家である。
快適で温かい生活を始めた清沢一家だったが、ある不可解な出来事から身の毛のよだつ恐怖を味わうことになる。
不可解な出来事とは、「差出人不明の脅迫メール」「なぜか地下に魅せられる娘」「赤ん坊の瞳に何かが映り込み戦慄する妻」「監視の目におびえながら暮らす実家の兄」「周囲で起きる関係者たちの変死事件」
そして、蘇る賢二の隠された記憶とは?
この「家」には、なにがあるのか?何者かの思惑によるものなのか?
最後に、清沢一家の驚愕の真相とは。
愛する家族のために購入した「家」によって、家族が壊れていく?
実生活では、決して起きて欲しくない出来事満載です。
スイートマイホームの結末はどうなる?
ここまで怖さを超越したミステリーですが、サスペンス要素もありホラー要素もありでジャンル分けがちょっと難しい。
しかし「イヤミス」「オゾミス」というキャッチコピーが付いているくらいですから、位置付けはちゃんとミステリーです。
気になるのはラスト・結末なわけですが、よくある怖い映画くらいな気持ちで観ていると、とても耐えられない結末が待っていることは間違いありません。
というのも、結末では特に子どもを持つ女性にはとても耐えがたいラストが展開されています。
主人公の清沢賢二が購入した魔法の家に、引っ越してから生まれた2人目の娘が物語のラストに悲劇を迎えるのです。
SNSでも「最後に子どもに起きた悲劇は辞めてほしかった」という人続出。
これは観たいような観たくないような、なんとも悩ましくなりますね。
ホラーで怖いラストやタイトルの意味も紹介
観たいようで観たくないようなそれこそおぞましい映画ですが、監督があの齋藤工で主演は窪田正孝というのは観たい気がしますね。
齊藤工さんは俳優さんでもありますから、俳優としての視点からも映画を撮ったでしょう。
そういった点からも、あらすじとは別にそのカメラワークというか映像に興味ある方にはそこも見どころですね。
そのような映画のラストやタイトルの意味についても解説します。
スイートマイホームのラストはかなりホラーで怖い?
さて前述もしましたが、映画のラストはかなりホラーな結末になっています。
魔法の家に引っ越してから生まれた2人目の娘・ユキは、まだ赤ん坊なのにその瞳に不可解な何かが映り込んでいるとか、なんだったのでしょうか。
ここで清沢家の家族構成を紹介しましょう。
清沢賢二 | 長野在住のイケメンスポーツインストラクター。運動神経抜群だが、弱点は閉所恐怖症。さらに、ジムの同僚・友梨恵と不倫中。(後に友梨恵の結婚で関係解消) |
清沢ひとみ | 賢二の妻。長女の誕生からレスになっていたが不倫には気づいてない。魔法の家購入後、レスが解消し次女が誕生。 |
清沢サチ | 賢二とひとみの長女。 |
清沢ユキ | 賢二とひとみの次女。魔法の家に住み始めてから誕生。 |
清沢家は、美男美女の夫婦と可愛い娘がいるいわば「理想の家族」です。
その家族を脅かしたのは、幽霊や悪霊といわれる心霊現象などというオカルトなものではありません。
生きている人物による、精神異常なこだわりによって清沢家は支配されていたのです。
その生きている精神異常な人物とは、清沢賢二が購入した魔法の家の住宅会社の営業で、一級建築士の本田という女性。
すべてはこの女によって、清沢家は崩壊の一途を辿ることになりました。
しかし、本田は清沢家に危害を加えることは一切していません。していたことは、清沢家に関わる厄介な人物を排除したこと。
厄介とは、清沢家が厄介と思っているわけではなく本田から見て「邪魔」な人物のことです。
本田が邪魔だと判断し、排除した人物は
- 賢二の兄・清沢聡。引きこもりで統合失語症を患っていた。
- 賢二の不倫相手・友梨恵。友梨恵の結婚によって関係は解消。
- 甘利・魔法の家の住宅会社のマネージャー。
この3人は、本田の手によって殺されているのです。
実は、本田が邪魔な人物はもう1人いました。それが、清沢賢二の次女・ユキ、魔法の家に住むようになってから生まれた娘でした。
しかし、ユキは賢二の兄・聡によって救われています。
本田に襲撃されたとき、聡はユキをかばって自らが本田が突き付けた刃物に背中を刺されて亡くなったのです。
そう、SNSでも「最後に子どもに起きた悲劇は辞めてほしかった」という人が続出したとお話しました。
実はユキは本田の刃からは逃れられましたが、最後の最後で母親であるひとみの手によって、何も見えない状態にされたのです。
魔法の家に住み始めてから起こった、これまでの不可解な出来事は実はすべて本田の仕業によるものでした。
そのことで、ひとみはすっかり精神を病んでしまっていたのです。
ひとみはよく言っていました。
「赤ちゃんの瞳って湖面みたいでしょ?なんでも映し出して」
赤ん坊の瞳に映り込む悪霊は、本田の姿でした。
だから、ひとみはユキの目をフォークで刺したのです。
賢二の前で、「これでもう見なくてすむよ。ね?」と笑っていました。
まさに戦慄のラストです。ミステリーという枠を超えていると言い切ってもいいくらいです。
これでも皆さんは映画を観ますか?
スイートマイホームの意味を紹介
戦慄の結末を迎えた映画『スイートマイホーム』タイトルの意味も不可解になりますね。
何しろ、そんなにミステリーでサスペンスでもあり、ホラーでもあるといわれているのに、タイトルは「スイートマイホーム」とはいかに。
スイートマイホームを日本語でいうと、「楽しい家庭」「愛の巣」などといった意味。
多くは「新婚家庭」についていうらしいです。
確かに、清沢賢二と妻・ひとみは理想の夫婦、そして可愛い娘たちと暮らす姿はまさに「理想の家庭」だったでしょう。
しかし、本田という精神異常者による手によって家族が崩壊していきます。
タイトルがスイートなのは、魔法の家を手に入れる前まではスイートだったという意味ではないでしょうか。
あくまで私の見解ですが、「マイスイートホーム」とならない理由は、「私の楽しい家」になるはずだったが、「楽しいと思っていた私の家」のようなことかなと。
今のところ、タイトルのハッキリした意味は分かっていません。
この辺りは、映画を観ることでなんとなくでも想像させられるのではないでしょうか。
ここで既に小説を読んで、この物語の恐怖を一足早く味わっている口コミをご紹介します。
スイートマイホーム口コミ・感想を紹介

出典元:https://news.yahoo.co.jp/
ここからは、twitterなどのSNSから映画『スイートマイホーム』についての感想などを集めてみました。
映画を観るかどうかの判断が決まるかもですね。
予告だけで・・・
確かに、予告でそんな怖かったら本編観たらどうなるの?ってくらいです。
原作読もうか
原作、読んで観るか読まずして観るか、結構な悩みどころですよね。
登場人物の思い込みが激しい
映画でも恐怖のあまり、「絶対、呪われている」と思い込んでしまうと思いますが、それが怖さを煽っているので、むしろ観る価値ありそうです。
こう来たか!
監督や演者の魅せ方が上手いんですよね。ただ、怖がらせて終わりじゃないのでしょう。
一番怖かったシーン
それぞれが感じる怖さの度合いは違うでしょうから、答え合わせは最高に面白そうですね。
スイートマイホームのまとめ
今回は、映画『スイートマイホーム』について、その結末がどんなラストになっているのか。
「ホラーなのにミステリーとはこれいかに?」といわんばかりの怖い内容がてんこもりでした。
またタイトルの意味も、「ホラーみたいなのにスイートとはこれいかに?」って感じですね。
原作を観てから映画を観るか、映画観るまで我慢するかまだ悩んでいる方も多いでしょう。
しかし、「ある意味、結末が一番怖いホラーだった」と感じた方も多いようなので、怖いの苦手な方は原作を読んでからの方が、ラストの恐怖に耐えられるかもです。
映画『スイートマイホーム』は、2023年9月1日(金)公開です。