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ロストケアは実話?映画の元ネタやモデルはやまゆり園の可能性を調査

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Shie
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松山ケンイチさん主演の映画「ロストケア」が公開となりました!

こちらの映画は、介護士が42人もの老人たちを殺すというストーリー。

ここで思い出されるのがかつてやまゆり園で起こった大量殺傷事件ではないでしょうか。

映画の方もかなりショッキングな内容ですが、ロストケアは実話なのか、元ネタやモデルはやまゆり園事件なのかが気になりますよね。


そこで今回は、「ロストケア」は実話なのか?元ネタやモデルはやまゆり園の事件なのか?について調査していきたいと思います!


映画ロストケアは実話なの?

映画「ロストケア」は実話なのでしょうか?

まずは映画「ロストケア」の基本情報と、原作小説「ロスト・ケア」についてお伝えします!


ロストケアはどんな映画?

まずは映画「ロストケア」のあらすじとキャストをご紹介していきますね!


映画ロストケアのあらすじ

42人もの老人を殺害した介護士の斯波宗典(しばむねのり)。

斯波はこの殺人を、“喪失の介護=ロストケア”だと言います。

自分は42人を殺したのではなく救ったのだと主張する斯波と対峙する検事の大友秀美

斯波自身も、かつて父親の介護に苦しみました。

事件を調べていくうちに、検事の大友秀美は「介護」を取り巻く厳しい現実を知っていきます。

斯波はなぜ殺人を犯したのか?

斯波の本当の目的とは?

“喪失の介護”の意味とはーー?

最後に衝撃の真実が明らかになります!!


映画ロストケアのキャストは?

演技派の俳優陣が勢ぞろいの映画「ロストケア」。

この役者さんたちの顔ぶれを見るだけで期待が膨らみます!

斯波宗典(松山ケンイチ):42人を殺害した介護士

大友秀美(長澤まさみ):斯波を追い詰める検事

椎名幸太(鈴鹿央士):大友をサポートする検察事務官

羽村洋子(坂井真紀):認知症の母を介護するシングルマザー

梅田美絵(戸田菜穂):被害者家族。父を斯波に殺される。

斯波正作(柄本明):斯波宗典の父


原作は小説「ロスト・ケア」

映画の原作は2013年に刊行された葉真中顕(はまなかあき)著「ロスト・ケア」という小説です。

物語はこんなシーンから始まります。

43人を殺害し、死刑判決が下された<彼>は、“後悔はない”“すべて予定通りだ”と微笑みを浮かべたーー。

そしてBOOKデータベースからの引用がこちら!

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奧に響く痛ましい叫び――悔い改めろ! 介護現場に溢れる悲鳴、社会システムがもたらす歪み、善悪の意味……。現代を生きる誰しもが逃れられないテーマに、圧倒的リアリティと緻密な構成力で迫る!

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334768782

小説「ロスト・ケア」は、今後の日本でもっと大きくなるであろう「介護」という問題をテーマにしたミステリー文学作品です。

原作では<彼>が誰なのかわからないまま物語が進みます。

最後に犯人である<彼>の本当の目的が明らかになり、検事・大友は驚愕します(原作では大友は「大友秀樹」という男性です)。

小説「ロスト・ケア」を読んで、松山ケンイチさんと長澤まさみさんがどのように斯波と大友を演じられるのかがとても楽しみになりました!

そしてこの作品の背景である老人介護という問題についてもすごく考えさせられました。

いずれ自分が親を介護する立場になり、やがては自分が介護される立場になり…。

そのとき自分を取り巻く環境はどうなっているんだろう?

不安が募ります。

実際に、以前にも老老介護の果てに夫が妻を殺害したという事件がありましたよね。

それまでは献身的に介護をしていた旦那さん、愛する奥さんを手にかけるのは辛かったでしょうしそれほど追い詰められていたのだと思います。

こんなことが繰り返されないように、現在の介護問題を考えていかなければならないな、と思いました。

でも実際には、これからどんどん老人の数が増えて若者の数は減っていくので難しいのでしょうね…。


小説「ロスト・ケア」は実話ではない

結論として、この小説「ロスト・ケア」は実話ではありません

原作の巻末に、「本作はフィクションである」「現存する個人や団体とは無関係である」との記述があります。

実在の社会制度などをベースに描かれたフィクションです。

そもそも原作で描かれている殺害方法が現実的ではありません。

いや原作ではリアルに描かれているので破綻はないのですが、現実でこの方法による殺人事件は起きていません。

不可能だからなんですね。

これらの理由から、小説「ロスト・ケア」は実話ではないと言えます。


映画ロストケアのモデルはやまゆり園?

かつて大きなニュースとなった障害者支援施設「やまゆり園」での殺傷事件。

この事件で、被害者はのべ40人を超えました。

犯人はこの施設で働いていた元職員でしたよね。

この事件、映画ロストケアの内容と似ているように感じますが…

元ネタはやまゆり園事件なのでしょうか?

検証していきます!


やまゆり園事件が元ネタ?

かつて世間を震撼させた“やまゆり園事件”について説明します。

相模原障害者施設殺傷事件とも呼ばれるこの事件が起こったのは2016年7月26日未明。

神奈川県相模原市にある知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の植松聖(うえまつさとし)が入所者19人を刺殺、入所者と職員26人に重軽傷を負わせました。

植松は事件後に津久井警察署に出頭し緊急逮捕されます。

動機は「重度の障害者(意思疎通のとれない障害者)は安楽死させるべき」という身勝手なものでした。

裁判は心神喪失状態により責任能力があるかどうかが争点となりましたが、責任能力ありと判断され2020年に死刑判決が下されます。

植松本人が「死刑に値する罪ではないが控訴はしない」と控訴を取り下げたため死刑が確定しました。


映画ロストケアのモデルはやまゆり園ではない

社会に大きな衝撃を与えたやまゆり園事件ですが、映画「ロストケア」はこの事件をモデルにしているのでしょうか?

映画の原作である小説「ロスト・ケア」が刊行されたのは2013年です。

一方、やまゆり園事件が発生したのは2016年

原作の方が事件より先ですね。

それに、原作を読むと殺害の動機がかなり違いますし殺害方法も違います

またロストケアが介護が必要な老人が被害者だったのに対し、やまゆり園事件は知的障害者がターゲットになりました。

被害者の属性も違っています



よって映画ロストケアはやまゆり園事件をモデルにしたのではないということがわかります。

では、逆にやまゆり園事件を起こした植松が小説に感化されたのでは?という可能性ですが、私はそれはないかなと考えています。

動機や殺害方法の違いもそうですし、植松の人物像からもそれはうかがえます。

植松は小学生の頃から「障害者はいらない」などと障害者に対する差別的な思考があったようで、その後の素行を見ても独自の判断で犯行に及んだことがわかります。

裁判では植松の責任能力についての議論に焦点が当てられました。

死刑判決は当然だと思いますが、事件の本質が掘り下げられなかったことが悔やまれますね。


まとめ

映画「ロストケア」は実話なのか?元ネタやモデルはやまゆり園の事件なのか?を調査してきました!

この作品の原作は2013年に刊行された小説「ロスト・ケア」です。

映画と合わせて原作を読んでみるのもオススメですよ!

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やまゆり園事件が発生したのは2016年なので、映画「ロストケア」は実話ではなく、元ネタやモデルはやまゆり園事件ではないということがわかりますね。

「介護」は多くの人が直面する問題であり他人事ではありません。

映画「ロストケア」はその問題に深く切り込んだ社会派エンターテインメントです!

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