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『汝、星のごとく』気持ち悪い・面白くない?それでも面白いと言われる理由は?

kuroneco
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2026年10月6日、映画【汝、星のごとく】が公開されます。

作家・凪良ゆうさんが書かれた同名小説を原作とした今作は、2023年の本屋大賞を受賞した人気作品です。

本屋大賞の他にも、選考者が高校生という高校生直木賞も同時受賞した『汝、星のごとく』ですが、しかしその評判には

女性
女性
気持ち悪くて面白くない。

などの言葉も聞かれました。

『面白い』と感じる方が沢山いたからこそ本屋大賞や高校生直木賞を受賞されているのに『面白くない』という感想が散見されるのはどうしてなのでしょうか?

やまこ
やまこ
この矛盾は気になるなぁ。

そこで今回は、どうして気持ち悪い・面白くないと感じる方がいたのか、面白いと感じた方はどこに魅力を見出したのかについて、調べてみました。

『汝、星のごとく』は気持ち悪いの?それでも面白いと言われるのは何故?

やまこ
やまこ
『面白い』と『面白くない』を両立させる作品…どんな作品なのか気になるねぇ。

 

『汝、星のごとく』が気持ち悪い・面白くないと言われる理由

『汝、星のごとく』が気持ち悪いと言われる所以は、著者・凪良ゆう先生の描写力にあります。

小説には基本的に挿絵がありません。

そのため紡がれた文章から情景や、キャラクターの心情を想像しながら読み進める方が多いでしょう。

そうなると読者がどれだけのめり込めるか、小説への没入感には作者の力量が強く影響してきます。

この点において、『流浪の月』に続き『汝、星のごとく』で2回目の本屋大賞を受賞されるなど、実績も確かな凪良ゆうさんは疑いようのない実力派!

そのため、とても繊細で丁寧に描かれた『汝、星のごとく』は、主人公たちの過酷な運命や辛い日々の描写によって、読者に『面白くない』という感想を抱かせてしまったようなのです。

『汝、星のごとく』の主人公の櫂と暁海は共に母子家庭で育ち、たった一人の母がメンタルに重い負荷を負っているという共通点があります。

家庭の中に安心感を得られない、それでも母親の事を見捨てられない2人の姿は救いようがなく、読者にとっては身近な人の不幸話が永遠に続くような重苦しい展開が続くため

女性
女性
どうしていつまでも母親に縛られるのかと、読んでいてイライラするし、共依存のような関係性も気持ち悪い。しんどくて面白くなかった。

という感想を抱く方がいたようなのです。

やまこ
やまこ
つまり、それだけ凪良ゆうさんの描写力が凄いって事よね。 読者の気持ちを『汝、星のごとく』の世界に引きずり込んでる証拠だもん。

 

『汝、星のごとく』が面白いと評価されている理由

『汝、星のごとく』が、『面白くない』と言われる反面『面白い』とも評価される理由、これもまた描写力にあります。

やまこ
やまこ
え⁉同じ理由で感想が『面白い』『面白くない』に別れるの?

先にも述べた通り、凪良ゆうさんは細やかにリアルを追求したような描写力でもって、読者を小説の中に引き込む力を持っています。

そのため、引き込まれすぎた方の中には『気持ち悪い』『しんどい』『どうしてそんなことするんだ』といった感情が先立ち、結果『面白くない』という感想を持たれるようですが、『面白い』と感じた方の多くは、『汝、星のごとく』で丁寧に描かれる恋愛部分や成長が心に残ったというのです。

苦しい生活のなかで惹かれ合う暁海と櫂の関係を応援するような気持ちになったり、自己犠牲を伴う絶望的な環境にもかかわらず必死で前に進もうとする2人の姿に、自分自身を鼓舞されるような作品だと捉えている方がいらっしゃいました。

男性
男性
読めない展開にページを捲る手が止まらなくて、あまりの面白さに1日で読み切った。これは恋愛小説だ。愛する人を守る為の彼らの必死の行動に、我が身を顧みる機会を貰ったように思う。

という感想も多く見られました。

やまこ
やまこ
同じ小説を読んでいるのに『面白い』『面白くない』が別れた理由は、凪良ゆうさんの書く世界のどちらに重点を置いて読んだか、という事なのかしら?
りと
りと
重点を置くというよりも、どちら側に引っ張られたか、という印象です。

重苦しい展開とそこに挟まれる人を愛するという事、どちらに心を持って行かれたかによって感想が二分されたのかもしれませんね。

 

映画【汝、星のごとく】のあらすじとキャストまとめ

やまこ
やまこ
感想が真っ二つに割れた小説『汝、星のごとく』が映画化されるんだって!キャストに見覚えある気がするけど楽しみだね!

 

映画【汝、星のごとく】のあらすじ

井上暁海(広瀬すず)は、美しい海を望む瀬戸内海の島で暮らす17歳の少女です。

小さな島は誰もが顔見知りで、娯楽の無い環境では人々のゴシップがあっという間に共有される、そんな場所に転校してきたのが青埜櫂(横浜流星)

不倫して島を出た父のせいでメンタルを崩した母親と暮らす暁海、そして恋愛体質から鬱病を患っている母との生活を支えている櫂は、ゴシップが唯一の娯楽となっている小さな島で、互いに惹かれ合うようになります。

誰と誰が付き合っているかがあっという間に知れ渡り、そのまま結婚して子供を授かり暮らして行くのがセオリーで、それ以外は異端のように扱われてしまう保守的な島で、居場所も逃げ場もなくした暁海と櫂は2人でいる事にだけ救いを求めますが、しかし彼女たちの恋は長くは続きません。

暁海は島で低賃金の仕事に就き心身を削りながら働く道を選びますが、島を出た櫂は友人と始めた漫画製作で大成功をおさめ、東京で大金を稼ぐようになるのです。

瀬戸内海の小さな島と大都会東京、遠く離れた距離に加え生活環境の大きな変化も隔たりとなり、やがて暁海と櫂の仲も破綻してしまいました。

道を違え、共にあることを諦めた暁海と櫂、しかし彼らの人生はここで終わるわけではないのです。

暁海は結婚して新しい夢を見つけ、櫂は獲得した成功をとある事件で失ってしまうのですが、その後も動き続ける人生の歯車はやがて2人を再び巡り合わせる事になり…。

保守的で閉塞感に満ちた小さな島で、そこで『普通』とされる家族観から逸脱した暁海と櫂が、家族愛ではなく個人として、自分の幸せを模索する物語です。

やまこ
やまこ
現実世界でも暁海や櫂のように機能不全家庭、と言われる家族のもとで育った方はいるもんね。
りと
りと
そうですね。物語の展開が早くどんどん読めてしまう面白い作品として本屋大賞も受賞した『汝、星のごとく』ですが、暁海や櫂の姿に救われる方がいるかもしれない、そんな風に考えさせられる一冊です。

 

映画【汝、星のごとく】を彩るキャストとスタッフ陣 

映画【汝、星のごとく】では主人公の暁海と櫂役に、原作者・凪佳ゆうさんの著書『流浪の月』の映像化でも主演をつとめられた広瀬すずさんと横浜流星さんがキャスティングされています。

同じ俳優さんが同じ作家の作品で主人公を演じる、というのはあまり聞いたことがありませんが、凪良ゆうさんはお2人への信頼感が高く、また一緒に作品を作り上げられることをも幸運に思っている、とお話されていました。

また櫂役の横浜流星さんも

男性
男性
読んだ時から瀬戸内海が脳内浮かび、そこで暮らす櫂という人物を演じてみたいと思い、凪良先生と藤井監督に連絡させてもらった。

と、『汝、星のごとく』への強い思いを語られています。

藤井道人さんと言えば近年引っ張りだこの監督のお一人。

日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した【新聞記者】の他、日台合作映画【青春18×2君へと続く道】やバイオレンスアクション映画【最後まで行く】など、ジャンルを問わず多くのファンを引き付ける作品を撮られる監督が、何度もタッグを組んだ横浜さんの熱意に動かされて制作に取り組まれています。

そのため、暁海役の広瀬すずさんも

女性
女性
藤井組で何度も活躍している横浜さんに頼りながら、憧れの藤井作品思いっきりやりたいと思います。

と仰っていました。

令和の今、日本を代表する監督と俳優が手を組んで作り上げる映画【汝、星のごとく】には、多くの映画ファンが期待を寄せている事でしょう!

やまこ
やまこ
その他にも、尾野真千子さんや木村佳乃さん、長谷川博己さんなどベテラン俳優さんもキャスティングされてるんだよね!
りと
りと
我が子に目を向けない母親たちと、暁海と櫂を見守る大人の男性を、これまで出演された作品でも確実に実績を残されてきたお三方が演じられるのは、とても期待値が上がりますね!
やまこ
やまこ
重たい内容の作品だからこそ、映像の中で浮かない確かな演技力の俳優さんばかりがキャスティングされてるのは、映画ファンとしても嬉しいなぁ。

 

まとめ

今回は凪良悠さんの著作『汝、星のごとく』について、『面白い』という声がある一方で『面白くない・気持ち悪い』という感想が聞かれる理由について調べてみました。

映画【汝、星のごとく】は、保守的な島で閉塞感に包まれながら機能不全家庭で育つ暁海と櫂の一生を描いた作品です。

共にシングルの母の元で育つ2人ですが、結婚して子供を育て上げるのが『普通』とされる島では、彼らの存在自体が異端であり島内の噂の的となっています。

『しんどくて面白くない』と感じる方の多くは、島での暮らしの閉塞感に満ちた描写を理由に挙げていらっしゃいました。

やまこ
やまこ
凪良ゆうさん、さすがの描写力よね!

辛い描写が読者の気持ちを重く沈めてしまうほどの筆致で続く為、読み進めるのはしんどい方がいらっしゃったわけですが、反対にこの描写力によって『面白い』と感じた方もいたのです。

『面白い』と感じた方の多くは、展開の早さと辛く暗い生活の中にある暁海と櫂の恋模様に心を奪われたとの感想が目立ちました。

惹かれ合い、互いを求めることしか知らなかった子供時代を経て、遠く離れた環境に一度は離れるという結論を出した2人が、やがてその人生の歯車をまた一緒に刻み始める部分に、タイトルの『汝、星のごとく』を感じたようなのです。

なかには、面白かったけど気持ち悪い作品でもあった、という読者もいらっしゃいました。

男性
男性
形はどうであれ愛する人への想いに蓋をする必要はないという令和的恋愛観を描きつつ、田舎の描き方が画一的だったり、暁海の結婚生活も互いが納得した形でスタートしたわりに普通の夫婦と変わらず、そこらのズレが気持ち悪い。

という感想です。

『面白い』『面白くない』に加え、『気持ち悪い』という感想も聞かれる映画『汝、星のごとく』は、2026年10月6日に公開されます。

原作に惚れ込み、実写化に意欲を燃やした横浜流星さんと、作品を読んで『そこには素直な愛の形があった』と評された広瀬すずさんが、それぞれ櫂と暁海をどんな風に演じられるのか、大きなスクリーンで観てみたいですね。

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