災(映画)のネタバレのラストは?原作やドラマ版のあらすじについても紹介
鬼才とも称される実力派俳優・香川照之さんの新作映画【災】が2026年2月20日に公開されます。
映画【災】は、有料衛星放送局wowowにて放送されたドラマを映画化したものです。
しかし映画【災】の再構築はかなり大幅に改変して、新しい恐怖が描かれているそうですよ。
ドラマ放送からの映画化というパターンはそう珍しくはないものの、大抵はドラマの続編としての映画作品が多い中で、再構築してあらすじを変えずに公開するからには原作の掘り下げが行われたのかもしれません。
そこで今回は映画【災】のドラマ版と映画版のあらすじを比較しながら、原作の有無についても調べてみました。
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災(映画)のあらすじは?原作はあるの?
香川照之さん主演の映画『災 劇場版』が気になるけどなんか怖い。でも見たい… https://t.co/HhGWA3wpDN
— こんろ。 (@konrochan11) January 14, 2026
災(映画)に原作はあるの?あらすじ調べ
映画【災】に原作はありません。
『手法がテーマを担う』を掲げる監督集団『五月』による原案が元となっています。
映画【災】の監督・脚本・編集を担当された関友太郎さんと平瀬謙太郎さんのお2人も、この監督集団『五月』のメンバーです。
どんな話なのか気になる~。
映画【災】は、ある男を軸としたオムニバス作品です。
受験を控えながら希薄な家族関係に悩みを抱える女子高生(北川裕里)や、飲酒運転で人を殺めてしまった過去を持つ運送業の男(松田龍平)、またはショッピングモールの清掃員(内田慈)とそのモールに入っている理容室のスタッフ(藤原季節)など、様々な内情を抱えながらも生きている普通に人たち。
そんな彼らの普通の日々が、前触れもなしに災に襲われ壊されるのが映画【災】です。
自死や事故死として処理されていく彼らの死に、不信感を抱いたのが刑事の堂本(中村アン)でした。
災の真相に迫るべく捜査を始めた堂本が、やがてこれらの事故や自死の周辺に紛れ込む『ある男』(香川照之)の存在に気付き、彼を追う事で真相に迫ろうとする物語です。
災(映画)のキャスト&スタッフまとめ
映画【災】は、ドラマ版と同じ方がキャスティングされています。
物語の軸となる『ある男』は、様々な作品で強烈な印象を残してきた香川照之さんが演じられており、ドラマ版をご覧になった方々からは
有名な俳優さんなのに実際その辺にいそうな怖さもあって、改めて香川照之という俳優の凄さを感じた。
など、称賛の声が寄せられていました。
サイコパスというある意味固まってしまいそうなジャンルのキャラクターを、何種類にも細分化して演じ切る香川さんだからこその恐怖が映画【災】にある、という事なのでしょう。
そんな香川さんに振り回される『普通の人々』にも、松田龍平さんや坂井真紀さん、安達祐実さんなどの実力派俳優がキャスティングされています。
そんな彼らの死に共通点を見つけ捜査に踏み切る刑事・堂本を中村アンさん、堂本と対立しながらも共に『ある男』を追う刑事・飯田剛に竹原ピストルさんがキャスティングされ、お2人をサポートする若手刑事・菊池大貴を宮近海斗さんが演じられました。
映画【災】のスタッフ陣は、監督集団『五月』のメンバーが主となっています。
監督・脚本・編集といった映画作りの根幹を担当された関友太郎さんと平瀬謙太郎さんだけでなく、撮影や音楽もまた彼らの仲間である國井重人さんや豊田真之さんが参加されているのです。
東京藝術大学大学院で集まったメンバーが、卒業後も繋がりを切らす事無くともに創作活動を続けていること自体が興味深いですね。
災(ドラマ)のラストをネタバレ!映画版のラストを考察してみた
WOWOWドラマ「災」。とんでもねえドラマだ…終始不穏な画角とSEと、なにより香川照之の演技がエグい。三話のラストは震えた…
— 九龍 (@7thUltra) April 24, 2025
映画のラストはどうなっちゃうの?
災(ドラマ版)をネタバレで紹介!
様々なキャラクターを襲った死が『ある男』を軸に繋がっている事で、日常のすぐそばにある恐怖を『災い』として描いている作品となっています。
第1話冒頭は2019年の千葉県が舞台となります。
漁師のまかない食堂で働くみっちゃん(安達祐実)が最初の被害者でした。
みっちゃんが『ある男』(香川照之)と接触するのは、会計時の会話のみ。しかし顔ははっきり分からないのに、確実に何者かが彼女の側にいるという描写を経て、みっちゃんは開始6分で亡くなってしまうのです。
そうして、第1話は女子高生の北川祐里(中島セナ)を悲劇の主人公として物語が進みます。
祐里は受験を控えていますが、母子家庭ゆえ進学できるかどうかの不安を抱えていました。
そんな彼女の前に現れたのが塾講師として登場したあの『男』(香川照之)です。みっちゃんの前に現れた時は、ぼさぼさに乱れた髪など身なりに気を遣う様子はありませんでしたが、祐里と接する彼にはきちんと清潔感があります。
そして『男』は祐里の不安に寄り添い、優しい言葉で彼女を支えるのです。
第2話では、倉本慎一郎(松田龍平)というトラック整備士に悲劇がバトンタッチされます。
倉本は酒におぼれる質で、飲酒運転による事故で人を殺めてしまった過去をもち、服役後の現在も妻とは別居状態にありました。
そんな彼の前に『男』(香川照之)は、同僚の運転手として登場します。陽気な性格で明るい『男』は、妻と会えない孤独を抱える倉本に優しく寄り添ってくれました。
飲酒運転という重大な過失を犯しながらも、事故以来酒を断って自らを律していた倉本に、整備士から運転手への配置換えが認められ耀兆しが見られたころ、彼の妻の遺体が見つかります。
上流に飛び込んで下流の土手まで流されてきたんだろうと判断された妻の死は、倉本にとって辛くて重たい現実でした。
第3話では、2023年の石川県が舞台となります。
ショッピングモールの清掃員として働く崎山伊織(内田慈)は、恋愛を含む人間関係が上手くいかない日々を送っている中で、同じモール内にある理髪店店員・皆川慎(藤原季節)と知りい、言葉を交わすようになりました。
人付き合いが苦手な伊織でしたが、穏やかな皆川とは徐々に距離を縮め一緒に植物園に出掛けようと約束します。
ところが約束の日、皆川は待ち合わせ場所に現れませんでした。
彼は同僚の理髪師に誘われて飲みに行き、翌日起きる事が出来ない程呑んでしまっていたのです。
その同僚こそがあの『男』(香川照之)でした。片足を引きずる吃音症の『男』として登場した彼により、伊織との約束に行けなかった皆川…。
その翌日、伊織は遺体となって発見されたのでした。
- 1話のみっちゃんは溺死、祐里は転落死。
- 2話の倉本は妻が死んだショックで事故死。
- 3話の伊織はモールのエレベーター付近で倒れていた。
この他、倉本の妻の死にも疑念は残りますね。
自殺や事故死として片付けられてきた彼らの死ですが、しかしここで共通点がある事に気付くものが登場します。
それが神奈川県警の刑事・堂本翠(中村アン)です。彼女はその共通点を追って、県をまたいで捜査に乗り出すのです。
続いて第4話では、旅館の再建に挑む岸文也(シソンヌじろう)が主軸となります。弟に妻を寝取られ離婚した過去があり、その喪失感を埋めるために大麻に手を出してしまった文也。
彼に大麻を売っているのは、出入りの酒屋の店員として登場したあの『男』(香川照之)です。
兄弟関係は最悪なまま、父親の代で作った負債に悪戦苦闘する文也でしたが、元妻には未だ未練がありました。
そんな彼に元妻から連絡がきた事で文也は大麻を断つと『男』に宣言、その結果、翌朝には旅館の池に遺体として浮かんでしまったのです。
当初、大麻による意識混濁により足を滑らせたかと思われた文也の死ですが、彼もまた一連の事件の被害者なのでは?と気付いたのも堂本でした。
これまでのご遺体にも見られた髪の一部が切り取られているという共通点を見つけた堂本は、飯田剛(竹原ピストル)や菊池大貴(宮原海斗)と共に捜査を加速させますが、第5話にて物語は大きな転換を迎えます。
第5話、あの『男』(香川照之)は、堂本たちの所属する警察署の用務員として登場します。
堂本たちが所轄館内で起きた事故を捜査するなか、飯田だけが『男』に違和感を感じていました。
実は飯田は、4話の旅館の写真に『男』とそっくりな人物が写っている事に気付いており、話しかける事でその素性を探ろうとしたのです。
世間話から始め、どうして警察署で働こうと思ったのか?などの質問を重ねた飯田でしたが、それが彼の最期の姿となりました。
首を吊った姿で発見された飯田でしたが、堂本は彼の性格上自殺などは絶対にしない!と言いきり、県をまたぐ一連の事件との関連性を疑います。
こうして迎えた最終話は、2024年の愛知県が舞台です。
夫婦関係がうまくいっていない主婦・岡崎美佐江(坂井真紀)はある日、夫が若い男と手を繋いでいる所を見てしまいます。息子を亡くして以来ギクシャクしているとはいえ、まさか夫の性的趣向にまで心を乱されるとは…。
友人に誘われて始めたアクアビクスで、体を動かしても心が晴れない美佐江の前に現れたのが、あの『男』(香川照之)でした。
彼は『災難は、引力の作用によって起きているんじゃないかな?』と語り、その言葉は彼女の心に強い印象を残したのです。
第6話の災難は、美佐江が通うアクアビクスのジムトレーナーに訪れます。
イケメンで大人気だったトレーナーが、ボイラー室で絞殺体となって発見されたのです。
今回は1~5話のような、自殺や事故死といった作為なしに事件として捜査が入ります。
その捜査に堂本も加わっていました。亡くなる前の飯田が、愛知県警にも『髪を切られた遺体が出たら教えてくれ』と伝えていたため、彼女に連絡が入ったからです。
しかし、堂本が『男』に気付く事はありませんでした。
物語は、堂本の自宅には束ねられた髪の毛がいくつも飾られていましたが、捜査されない限り彼の秘密が暴かれる事は無いのです。
ガソリンスタンドの店員となった『男』が、給油に訪れた堂本と接触するも彼女は何もキスく事は無いまま走り去り…2025年、『男』の姿は北海道にありました。
災(映画)のラストを考察
映画【災】のラストには2パターン考えられます。
1つは、『ある男』が逮捕されるラスト。
ドラマ版『災』は終始不穏な空気を醸し出し、香川照之さん演じる『ある男』の関与を匂わせながらも、決定的な殺人シーンなどは無いままにラストを迎えるため、よくあるサイコサスペンスのような謎解き展開は見られません。
飯田が『ある男』の存在に気付き怪しむシーンのあと亡くなるという、視聴者からすると『こいつが犯人だ!』というお決まり展開の予想が出来たとしても『男』は捕まらないのです。
そのため、ご覧になった方の中には『スッキリしないラスト』『結局犯人はなんで殺したの?』といった消化不良感を持つ方もいました。
そのため、ドラマ版を大幅改変したという映画【災】ではあの『男』が逮捕されるところまで描かれるかもしれません。
2つ目は、ドラマ版と同じく『男』は捕まらないラストで終わるのではないかと考えられます。
『スッキリしない』と言われる事も少なくないドラマ版『災』ですが、しかしそのラストへの称賛が多いのもまた事実です。
といった感想を持つ方の多くは、これが監督や脚本などクリエイター陣が目指したところじゃないのか?と考えられていました。
つまり香川さん演じるあの『男』は地震や水害といった天災を擬人化したものなのではないか?という考え方です。
そう考えると、姿形が香川照之演じる『ある男』ではあれども、名前や見た目、身体的特徴まですべてを変えて、どこか特定の場所に限らずあちこちに出没しているのも、『災い』に前触れはないという事なのかもしれません。
映画【災】がどんなラストを迎えるのか分かりませんが、監督や脚本など制作を担当される方々が新進気鋭の監督集団出ることを鑑みれば、よくあるサスペンスのラストとは一味違う最後を見せてくれそうですね。
まとめ
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— 『災 劇場版』公式 (@SAI_disaster) January 16, 2026
今回は映画【災】のあらすじや原作について、ドラマ版を含めネタバレ覚悟で調べてみました。
映画【災】に原作はありません。監督集団『五月』の原案が元となっています。
ドラマも映画もあらすじに大きな違いはないですが、ただ様々なキャラクターの前に『ある男』が名前を変えて近付き、その直後彼らを大きな『災い』が襲うというドラマの展開を、映画版では大幅に再構築したと明言されていますので、ラストには大きな変化がみられるかもしれません。
ドラマ『災』は、不穏な空気感を充満させるも決定的なシーンは映さず、ただそこにいる『男』への恐怖心を高めた事で成功しましたが、これは香川照之という役者の存在無くしては成立しなかったでしょう。
ドラマ『半沢直樹』での強烈な常務役により、顔芸と言われる表情変化に注目されることが多かった昨今ですが、香川さんと言えばもともと静かな演技の中にも本物を混ぜ込むリアルな演技が素晴らしい方でもあります。
そんな香川さんが演じているだけに、視聴者の多くがこの『男』の存在そのものに恐怖を覚えたからこそ、ドラマ『災』が描く神出鬼没で理不尽な災難が擬人化出来たのではないでしょうか?
ドラマ放送にてネタバレしているとしても、キャストスタッフの挑戦が感じられる映画【災】は2026年2月20日の公開です。
美しい日本の風景に差し込まれる冷酷なまでに理不尽な『災い』を、大きなスクリーンから受け取ってみませんか?








