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この子は邪悪のネタバレ結末は?原作からジュンのその後やオチは何かも考察

この子は邪悪のネタバレ結末は?原作からジュンのその後やオチは何かも考察
Shie
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この記事では、2022年9月1日に公開された映画「この子は邪悪」のネタバレ結末をご紹介しています。

また、原作をもとに純のその後やオチはどうなるのかも考察していきますよ!

「この子は邪悪」というタイトルのこちらの映画、ホラーなの?いや謎解きサスペンスらしいよ!と話題ですが、原作はあるのでしょうか?

また、純のその後やオチも気になるところです。

そこで今回は、映画「この子は邪悪」のネタバレ結末を大公開しながら、原作をもとに純のその後を考察していきます。

ぜひ最後までご覧くださいね!


「この子は邪悪」に原作小説はある?

南沙良さんと大西流星さんの共演が話題の映画「この子は邪悪」ですが、この作品に原作はありません

映画「この子は邪悪」は、TSUTAYA CREATOR’S PROGRAM FILM 2017で準グランプリとなった作品を映画化したものです。

ですので、もともと映画のために作られた作品なんですね。

ただ、原作はありませんが映画をもとにノベライズされた小説はあります

小説「この子は邪悪」

脚本:片岡 翔(映画の脚本・監督)

著:南々井 梢

2022年7月8日に徳間書店より発売(文庫版)

映画の公開より前に発売されたようですね。

\今まさに注目の書籍!!/

この子は邪悪 (徳間文庫) [ 片岡 翔 ]

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小説を読んだ方たちからは、「ノベライズ本ということもあり非常に読みやすかった」「とても楽しめた」という感想のほか、「恐ろしい話だった!」という声も多く聞かれました。


映画「この子は邪悪」のネタバレ結末

それではここから「この子は邪悪」のあらすじと結末をネタバレありで詳しくご紹介していきます。

ラストを知ってから見るとあのシーンの意味がよくわかる…と、伏線回収も見どころです。

そちらもぜひ楽しんで読んでみてくださいね!


過去に事故に遭った窪一家

プールの水を飲む男、四つん這いで外を歩く女、ベランダの柵を舐める男

母、祖母と3人で暮らす四井純(よつい じゅん)という少年は、街で見かける奇怪な行動をする人々について調べていました。

彼の母も、彼らと同じように心神喪失のような状態だったからです。

純はある日「くぼ心理療法室」という精神科の診療所の窓に、白い仮面をつけた女の子がいるのを見つけます。

そこに、患者と思われる女性が来院しました。

純はその女性を見てから診療所を去ります←伏線①

くぼ心理療法室を営むのは窪司朗(くぼ しろう)

診療所ではたくさんのウサギを飼っていて、そのウサギたちのお世話をしているのが16歳の少女窪花(くぼ はな)、司朗の長女です。

窪一家は5年前、遊園地へ遊びに行った帰りに居眠り運転のトラックと衝突し大事故に遭いました。

その事故が原因で司朗は足が不自由になり、花の母・繭子は植物状態、妹の月(るな)は顔に大きな火傷の跡が残り、それを隠すために常に仮面をかぶっています。

自分だけ軽傷で済んだ花は負い目を感じて心に深い傷を負い、学校にも通えずにいました。

ある日、また診療所を訪れた純は庭で花を見かけ「むかし一緒に遊んだことあるよね」と声をかけますが、花は答えずに家に入ってしまいます。

ある日、父の司朗が5年間植物状態だった母の繭子を家に連れて帰ってきます。

「奇跡が起きた」と繭子の帰宅に喜ぶ一家でしたが花はこの母に違和感を覚えそのことを司朗に告げると、司朗は整形手術をしたからだと答えます。

戻ってきた母に違和感を感じる花ですが、実の母しか知らないことを知っていたり、以前の母と同じ味の料理を作ったりと、繭子は本物だと思えることもありました。

一方、純はくぼ心理療法室について調べ始めます。

ある日庭のウサギが逃げたので花が探していると、そのウサギを抱いた純と会います。←伏線②

「友達になりたい」と純に言われ、次第に仲良くなっていく2人。

そんな中、純は次女の月が死亡したというネット記事を花に見せます。

驚いた花は父の司朗にそのことを相談しますが、司朗は「ネット記事はあてにならない」と一蹴し、「その記事を見せたのは誰?」と聞いてきました。

友達だと花が答えると、「月の誕生日に連れてきなさい」と司朗は言います。


家族は本物?

月の誕生日会に招かれた純。

楽しく会が進み、その場で繭子の妊娠も告げられみんな大喜びするのでした。

一家の記念撮影をした純は繭子の顔を確認し、花に「お母さんに以前会ったことがある」と言います。

それは以前、窓から仮面の少女(月)を見かけたときに来院した女性でした。

繭子が家に帰ってきたのが5月上旬、純がその女性を見たのが4月。

純は繭子の意識が戻る前に彼女を見たことがあったのでした。

今の繭子は司朗の「治療」により洗脳された別人なのではないかと疑う純に、花は母が本物だと思える根拠を話すのでした。

帰宅しようとした純を司朗が呼び止め、診療室に招き入れます。

そこで司朗は、純の母親はかつて自分の患者だったことを告げます。

司朗は鈴を鳴らして指で「∞」を描き、それを純に目で追わせて催眠術をかけました。

花も父を疑い始めますがなかなか手がかりが見つかりません。

ある日花はソファで寝ている繭子に近づき、目の下のほくろをティッシュでこすってみました。

するとほくろはこすれて滲んでしまいました。

花が驚いていると、突然繭子は目を開き花の手を掴みました。

繭子の眼球が「∞」の軌跡を描きながらグルグル回り、花は怖くなってその場から逃げ出します。

このことを純に話しますが、純は以前と違い「気のせいだ」と言います。

さらに、4月に繭子を見たというのも見間違いだった、司朗は愛情深い父親で花は幸せ者だとも言うのでした。

純は自分のリュックに司朗からもらったという鈴をつけていました。

後日、花は繭子が入院していた病院に行きます。

病室には本物の母親である繭子が眠っていました



病院に本物の母がいたことを純に話すと、初めは信じなかった純でしたが、ふと我に返り「調べたいことがある」と言います。

戸籍謄本を取り寄せた2人は、月が死亡していることを確認します。

事故のあと月の顔をちゃんと見たことがあるかと聞く純に、首を振る花。

純はその場でリュックにつけていた鈴を外しゴミ箱に捨て、催眠を解きます。

繭子の病室にいる司朗。

司朗は繭子の喉についていた呼吸器を外し、その命を絶ちます。

その夜、純は甲府市で行方不明になった少女がいないかを調べていました。

そこで5年前に行方不明になった「鮫川愛華」という少女がいることを知ります。

さらに、この少女が父親から虐待を受けていて、その父親はベランダの柵を舐めていた男だということもわかりました。←伏線③

ある日純が帰宅すると、司朗が家に上がりこみ母の診療をしていました。

自分の母親がおかしくなったのは司朗の「治療」のせいだと激昂する純。

さらに、街にいる奇怪な行動をする人たちは司朗の患者で、司朗のせいでこうなったのではと問い詰めます。

彼らは自分の子どもを虐待していたので、ある療法を施し子どもたちを救ってきたと司朗は語ります。

純の母親もかつて純を虐待していたと言う司朗に、そんなのは作り話だと反撃すると、司朗はまた鈴を鳴らし「∞」を描き、純に退行療法を施します。

その後、約束の場所に現れない純を心配した花が純の家に行くと、目を赤く充血させ、抜け殻のようになった純の姿がありました。←伏線④


映画「この子は邪悪」のネタバレ結末は?

遡って、純がくぼ心理療法室を初めて訪れた、4月。

純が見たという女性(現在の繭子)は美崎ユリエという名で、司朗の患者でした。

ユリエがわが子を虐待していたことを知った司朗は、繭子が眠っている病室に連れていき退行催眠を施します。

ここで繭子とユリエの中身が入れ替わったのでした。

伏線①を回収!

純が診療所で4月に見たという女性はユリエでした。

このときユリエは司朗の診察を受けます。

その後司朗が虐待の事実を知り、繭子とユリエの魂を入れ替えたんですね。

一方、変わり果てた純の姿を見た花は帰宅し、司朗に「純に何をした」「今の母は本物のお母さんじゃない」と詰め寄ります。

そこに繭子と月が来て自分は本物だ、と言いますが花は信じません。

花が月のお面を取ると、その顔は本物の妹とは別人でした。

仮面を取られ発作のようになった月を落ち着かせると、司朗は語り始めます。

退行催眠というのは、母親の胎内にまで魂を遡らせ魂が不安定になったところで肉体から乖離させるというもの。

繭子も月も入れ物が変わっただけで魂は同じだと司朗は言います。

そのとき、診療バッグからガサゴソと物音が。

司朗がバッグから黒いウサギを取り出します。

「純くんだよ」

ウサギは花のもとへ駆け寄っていきました。

伏線④を回収!

司朗は、自分のやり方を否定し批難する純をウサギと入れ替えたのでした。

花が純の家で見た抜け殻のような姿は、中身がウサギになった純でした。

次に司朗は、ひとつのケージから茶色いウサギを取り出します。

「純くんの母親だよ」

以前、庭から逃げ出し純に抱かれていたウサギは純の母親だったのです。

伏線②を回収!

庭から逃げ出した茶色いウサギを追っていくと、純がそのウサギを抱いていました。

茶色いウサギは純にとても懐いていましたが、それは中身が純の母親だったからなんですね。

司朗は退行催眠によって虐待している親とウサギの魂を入れ替え、虐待されている子どもを救ってきたと主張します。

純の母親も、純を虐待していたためにウサギと魂を入れ替えられていたのでした。

一家が交通事故に遭い、月は瀕死の状態になりました。

そこで司朗は、命の危機にあった月の魂を、虐待されていた鮫川愛華という少女のものと入れ替えたのです。

伏線③を回収!

純が調べていた「5年前に行方不明になった少女」は月と入れ替えられていました。

愛華ちゃんの魂は月の身体に入れられ、そのまま命を落としました

また、愛華ちゃんを虐待していた父親はウサギと入れ替えられ、中身がウサギになった父親が「ベランダの柵を舐める」という行動をしていたのです。

ここでやっと花は司朗の言うことが本当だと知り、月を連れて家から出ようとしますが繭子から引き留められます。

「お父さんを信じていれば大丈夫」という繭子に反抗し、なぜ純をウサギにしたのかと問い詰める花に「彼は自分たち家族を壊そうとした」「家族を守るためなら何をしてもいい」と司朗は言い放ちます。

ここで月が、他人を犠牲にしてまで生きていたくないと言って逃げ出そうとします。

そのとき純の祖母が診療室に入ってきて、ウサギになった純と母親を救おうと司朗に殴りかかりました。

逆に祖母を殴り返し、撲殺する司朗。

司朗は家族を守るためだったと説明しますが、そのとき月が静かに歩みより司朗の腹を刺します。

司朗は自分が純の祖母を殺して自殺したことにしてくれと言い、こと切れそうになりながら妊娠中の繭子のお腹に顔を寄せ、「ずっと一緒だ」とささやくのでした…。

その後ーー

繭子は男児を出産し、花、月と4人で幸せに暮らしていました。

庭で仲良く食事をする家族。

傍らで寝ていた赤ん坊は、その小さな指で「∞」のマークを描いたのでしたーー


映画「この子は邪悪」ジュンのその後やオチを考察

家族は幸せになれたの?

この映画って結局どういうオチなの?

「この子は邪悪」のオチと、ウサギにされてしまった純のその後を考察していきたいと思います!


映画「この子は邪悪」のオチは?

ことの発端は「児童虐待」ですが、そこを掘り始めると話が難しくなるので置いといて。

すべては司朗の歪んだ家族愛、それにすっかり洗脳されちゃってる繭子が引き起こした悲劇と言えるでしょう。

司朗が月に刺され死ぬ間際、「ずっと一緒だ」と繭子に言い、繭子も同じように返しています。

このとき繭子は司朗の頭に自分の腹(赤ちゃんがいる)を押し付けるようなしぐさをしています。

つまり繭子は、赤ちゃんの中に司朗の魂を入れるのを手伝っていると思われるんですね。

時が経ち赤ちゃんが無事に生まれますが、ラストでその手が「∞」を描いていることから、この中にいるのは司朗です。

タイトルの「邪悪な子」は司朗が入った赤ちゃんです。

そして繭子はそのことを知っています。

花と月は赤ちゃんを「かわいい」と言って可愛がっているので、中身が司朗だということは知らないのでしょう。

この赤ちゃんが大人になったらまた悲劇が繰り返されるのでは…と思うとゾッとしますね。

そして、この映画での悲劇はなんの罪もない人たちが犠牲になっていること。

純はウサギにされ、祖母は殺され、愛華ちゃんは月の身体に入れられ死亡しています。

ウサギにされた純はその後どうなったのか?

次で考察していきたいと思います!


純はその後どうなったのかを考察!

映画のラストでは、純の家に黒いウサギと茶色いウサギがいます。

これはきっと、我が家に帰ってきた純と純の母親でしょう。

純はウサギの姿のまま戻ることができなかったんだと思います。

家の中には、ウサギにされた純と純の母(人間の姿)は見当たりません。

どこに行っちゃったんでしょうね?

あれだけ純のことで司朗に詰めよっていた花ですから、このまま純のことを忘れてしまうとは思えません。

くぼ心理療法室には司朗が残した資料がたくさんあるはず。

花は司朗の娘ですからきっと催眠術の才能もあるのでは。

ということで、花が頑張って純と母親をもとの姿に戻す、というのが希望的考察です。

ウサギの寿命は10年ほどだと言われていますから、純が入っているウサギがいま何歳かはわかりませんがとにかく急いで催眠術を習得して!花!


まとめ

「この子は邪悪」のあらすじとネタバレ結末、いかがでしたでしょうか?

明らかにされた真実、なかなかすごい結末でしたね。

映画「この子は邪悪」には原作はなく、映画をもとにノベライズされた小説がありました。

映画の前に小説を読んで予習するもよし、映画を見たあとに読んで答え合わせするもよし、映画と小説とでダブルで楽しめそうですよね!

そして、映画のオチや純のその後も考察してみました。

皆さんはどのように考察しますか?

\映画の原作も楽しんでみる!!/

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