愛にイナズマに原作ある?ネタバレあらすじや家族の秘密についても調査
映画『愛にイナズマ』が2023年10月27日公開となりました。
監督は、映画『舟を編む』で人気の石井裕也さんです。石井監督はなんと、同月に映画『月』も公開されるという凄さです。
そのような人気監督の映画ですから、今回の映画もネタバレ覚悟であらすじが知りたい人が増えています。
特に「ラストがどうなるのか?結末が知りたい」というファンが後を絶ちません。
そして、この映画に出てくる主人公・花子の家族の秘密がなんなのか?
今回の映画『愛にイナズマ』は、この家族の秘密がどうやら感動の結末・ラストになるようです。
ネタバレ御免の、全容をご紹介しましょう。
Contents
愛にイナズマに原作ある?
今回の映画『愛にイナズマ』は、原作があるのでしょうか?
小説を映画化することはよくあることですが、今回の映画も小説だったのか、紐解いてみましょう。
映画は原作なし!石井裕也監督のオリジナル脚本
石井裕也監督の映画『月』では、原作というか実際にあった出来事がモチーフになった映画でした。
しかし、今回の映画『愛にイナズマ』は、石井監督の完全オリジナル脚本です。
原作なしの、石井監督が生み出した作品というのが嬉しいですね。
石井監督はこれまでにも、映画『ハラがコレなんで/2011年』や映画『生きちゃった/2020年』などがオリジナル脚本でした。
一体どこからそんな素晴らしい内容が思い浮かぶのかしら。
今回の映画『愛にイナズマ』では、現実のコロナ社会がもたらした現象がヒントになったようです。
石井監督「マスクで覆われた心」をひっぺがしたかった
2019年からおよそ3年、日本は100年に1度といわれるコロナウイルスが蔓延しました。
そのコロナ禍で、人々は一斉にマスクを付ける生活を余儀なくされたのです。
どっちを向いてもマスク・マスクで、まるで仮面のようだったことでしょう。
現に石井監督も、当時の現象をこんなふうにコメントしています。
コロナ禍の間、誰もがマスクという仮面をかぶって生きてきた。それが当たり前の世界だった。程度の差はあれど、いくつもの本音や嘘を仮面の下に隠していたと思う。
引用元:https://ainiinazuma.jp/(監督談を要約)
隠されたら見たくなるのが人の常よね。
石井監督は、映画にしようと思ったきっかけをこうコメントしました。
人が仮面の下に隠し持っているものを1つ1つひっぺがして、見つめていくような映画を作りたいと思った。
引用元:https://ainiinazuma.jp/(監督談を要約)
コロナ禍を経験したからこそ作れた映画。愛と希望に満ちた映画になったと思う。
映画の中でも、登場人物はマスク姿のときもあれば素顔のときもあります。
見ている私たちも仮面をひっぺがされた気分になるのやも・・・!楽しみなような怖いような・・・。
ネタバレあらすじや家族の秘密についても調査
ここからは映画『愛にイナズマ』のあらすじをネタバレ覚悟でご紹介します。
知りたくない人は、公開日まで我慢しましょう。
映画のネタバレあらすじを紹介
幼いころから映画監督になるのが夢だった折村花子(松岡)は、念願の監督デビューを目前に控え、気合十分だった。
しかし、実生活は家賃滞納で強制退去寸前状態。
さらには、花子の若い感性をバカにして業界の常識を押し付けてくる助監督の露骨なセクハラを受け、怒り心頭だった。
そんなときふと立ち寄ったバーで、魅力的だけどどこか空気を読めない舘正夫(窪田)と運命的な出会いをする。
正夫との出会いでようやく光が差したようだった花子の人生に、またもや衝撃的な出来事が起こる。
それは、卑劣で無責任なプロデューサーに騙され、ギャラはもらえずそれどころか大切に製作した企画まで奪われてしまったのだ。
失意のどん底に突き落とされた花子に、正夫はこういいます。
「花子さんはどうするんですか?映画を諦めるのですか?」
その一言で気持ちを奮い起こした花子。
「舐められたままで終われるか!負けませんよ、私は」
正にイナズマのように反撃を決意した花子。
そんな花子が頼ったのは、10年以上も音信不通だった自身の家族だった。
妻に愛想をつかされた父・治(佐藤)、口だけうまい長男・誠一(池松)、真面目ゆえにストレスをため込む次男・雄二(若葉)。
ダメダメ家族だが、花子は自分の家族をネタに自分にしか撮れない映画で世の中を見返してやると決意する。
突然現れた花子と正夫に家族は戸惑いながらも、協力しカメラの前で少しずつ隠していた本音を見せ始める父と兄たち。
一時、修復不可能なほど歪な関係だった家族と花子は思いもよらぬ方向に進んでいく。
そして、「ある秘密」がもたらす真実は涙なくして語れない感動が待っている。
このあらすじで、ネタバレ部分はどこなの?
あらすじには入っていない、細かいけど面白いシーンを紹介するわね!
- 長男・誠一は恐竜オタク
最初は嫌な兄貴だなと思わせといて、実は恐竜オタクな一面と実は兄弟思いだった。 - 正夫・キスしました…とニヤニヤする場面
- 次男・雄二:口数少ないが存在感が◎
- 世の中を皮肉るシーンや家族の絆的なシーンがすべてコメディタッチで描かれている。
- 映像は80年代のレトロ系。
- 松岡さんは最初ちょっとイライラ感あるけど、徐々にパワー全開で面白さを発揮。
- 佐藤浩市さんが白髪頭で登場、窪田くんとちょっと『春に散る』みたいでデジャヴ感。
- レトロ映像の池松くんも、『シン・仮面ライダー』みたいでこれまたデジャヴ感。
- 出演者のマスクが顔より小さい「アベノマスク」で時代背景がよく見える映像。
ネタバレというか、場面に随所に出てくる面白シーンの感想を集めました。
面白そう!絶対、観るこの映画!
花子の家族の秘密とは
気になるのは、花子の「家族の秘密」です。
まず、ダメダメ家族という表現がありましたが、どのようにダメダメなのかをまとめてみました。
全部世の中が悪い、だから仕方ない。
自分も含めてみんな嘘や言い訳・都合の悪いことは全部なかったことにするごまかしオンパレード。
ちょっと理不尽さ、極まりないわね。
しかし、これは折村家に限ったことではないと思います。
つまりは折村家が、世の中の人を現わしているように感じるのです。
そこに花子がイナズマのごとく、照らし出し人の心を浮かび上がらせていく。
つまり、丸裸にされる印象ね。
そう、でもそこにちゃんと愛があるのよね。
その愛こそが、人がなぜか仮面の下に隠し持っている部分なのではと感じます。
人の数だけそれぞれの物語があって、その中で人は愛があるのに嘘や言い訳でごまかすなど、素直になれない自分を世の中のせいにする。
身に覚えがありそうな気がしますよね。
「家族の秘密」の全容は、やはり映画本編でないと納得いかなくなると思われます。
ぜひ、劇場でお確かめくださいね。
愛にイナズマあらすじのまとめ
今回は、2023年10月27日公開の映画『愛にイナズマ』のあらすじを、ネタバレ部分も一緒にご紹介しました。
ファンが1番気になるのが映画のラストがどのような結末になるのかということです。
この映画では、家族の秘密が感動的のようだということは分かりました。
ぜひ、映画『愛にイナズマ』で紹介したネタバレシーンも併せて、映画のラストである感動の結末、家族の秘密がどのようなものかを見てください。