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ぼくのお日さま(映画)ネタバレは?結末ラストでタクヤの思いは通じるの?

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映画【ぼくのお日さま】が2024年9月6日にテアトル新宿・TOHOシネマズシャンテで先行公開されます。

全国公開は2024年9月13日が予定されている【ぼくのお日さま】ですが、いったいどんなストーリーなのでしょうか?

監督の奥山大史さんが、アーティスト・ハンバートハンバートさんの楽曲『ぼくのお日さま』を聴いたことで生まれた今作は、北海道のスケート場を舞台に進む物語のようですが、どんな結末が待つラストを迎えるのか気になりますね。

そこで今回の記事では、映画【ぼくのお日さま】のストーリーをネタバレ覚悟で調べてみました。

実力派若手俳優の池松壮亮さんを始めとしたキャストが、どんな風なあらすじを追って演じてくれるのか…気になるラストの結末まで、分かる範囲のネタバレを含めまとめましたので、映画【ぼくのお日さま】鑑賞の参考になさって下さいね。

 

映画【ぼくのお日さま】の誕生秘話と静謐で美しいキャストたち

やまこ
やまこ
柔らかな日差しを感じるようなタイトルが優しい【ぼくのお日さま】って、どんな映画なのかなぁ。

 

楽曲【ぼくのお日さま】から生まれた映画【ぼくのお日さま】

映画【ぼくのお日さま】は、奥山監督が映画のプロットを考えている時に流れてきた1曲の音楽が元となっています。

それは、アーティスト・ハンバートハンバートさんが2014年に発表されたアルバム『むかしぼくはみじめだった』に収録されている『ぼくのお日さま』です。

奥山監督はこの『ぼくのお日さま』の歌詞に強くインスピレーションを受けられたんだそうで、『はっきりと主人公の少年が見えてきた事で物語が進み始めた』とお話しされていました。

ハンバートハンバートさんは男女二人組のデュオなのですが、『ぼくのお日さま』の歌詞には吃音を持つ男の子が主人公として描かれていて、穏やかなメロディーと寄り添うような歌声が主人公『ぼく』の素直で切ない気持ちを聴く人に届けてくれます。

ここから着想を得た映画【ぼくのお日さま】の温度が伝わってくるような素敵な音楽ですので、興味のある方は鑑賞前に聴いてみてはいかがでしょうか?

 

映画【ぼくのお日さま】を彩る魅力的な存在感を放つキャスト陣

映画【ぼくのお日さま】は、第77回カンヌ映画祭の『ある視点』部門に正式出品され、約8分間のスタンディングオーベーションを得た実力派の作品です。

そんな映画【ぼくのお日さま】を彩るのは実力派の若手俳優と、今作が映画初主演や演技デビューだという子役の2人がキャスティングされています。

少し吃音を持つ主人公・タクヤを演じるのは、ドラマ『天狗の台所』のメインキャストの一人だった新山敬達(にいやま けいたつ)さん。

映画【ぼくのお日さま】が初主演作となる新山さんは、アーティスト・演劇集団『EBiDAN(恵比寿学園男子部)』に所属する14歳で、4歳から始めたスケート経験を活かし、劇中ではアイスホッケーやアイスダンスを披露しています。

主人公タクヤが思いを寄せる少女・さくらを演じているのは、映画【ぼくのお日さま】が演技デビューとなる中西季亜良(なかにし きあら)さんで、4歳から現在に至るまでフィギュアスケートを習っているのだそうです。

彼女は全日本フィギュアスケートノービス選手権大会にも出場した実力者で、100名以上が参加したオーディションで演技未経験ながらもヒロインに抜擢されました。

奥山監督からは新山さん、中西さんについて

『スイッチを入れて欲しいシーンと自然体でいて欲しいシーン、こちらが要求する形にすぐ応えられる集中力がある』

『吹き替えやCGではない優雅な滑りと、お芝居にはスポーツに対するものと同じような粘り強さを感じる』

を評価されています。

この2人を側で見守り支えたのが荒川役の池松壮亮さん。池松さんには、その佇まいに魅せられた奥山監督がオファーしたのだそうです。

奥山監督としては映画【ぼくのお日さま】に大人の目線を加えたいとの狙いがあっての起用でしたが、荒川は元フィギュアスケートの選手というキャラクターのため、もちろん池松さんもリンクに立たれています。

池松さんと共にこの【ぼくのお日さま】にキャスティングされている大人が若葉竜也さんです。

荒川の恋人役・五十嵐として【ぼくのお日さま】に参加された若葉さんは、奥山監督が脚本を作る際に当て書きしてでも参加してほしかった役者さんなんだそうで、

『若葉さんがオファーを受けてくれたことで説得力のある五十嵐が生まれた』

と奥山監督はコメントされていました。

監督だけでなく撮影・脚本・編集を手掛ける奥山監督は、デビュー作【僕はイエス様が嫌い】でも様々な賞を受賞した事でも評価され田奥山監督は、監督だけでなく撮影・脚本・編集を手掛けるマルチな才能を持ち、次世代を担う映画界の若手監督として期待されています。

そんな監督が作りあげた吃音を持つ少年の【ぼくのお日さま】とは、いったいどんなお話なのでしょうか?

 

映画【ぼくのお日さま】のあらすじとネタバレな口コミの数々

北海道のスケートリンクを舞台に展開される吃音を持つ少年タクヤと、彼が焦がれる少女・さくら、そしてさくらのフィギュアコーチ荒川の3人が織りなす映画【ぼくのお日さま】。彼らの物語はどんなラストを迎えるのでしょうか?

 

映画【ぼくのお日さま】のあらすじとタクヤの思いをネタバレ解説

少し吃音気味のタクヤはアイスホッケーを習っていますが、実はホッケーは苦手な少年。キーパーにもかかわらず苦手意識が先立ちすぐに点を入れられてしまうタクヤは、どうにもアイスホッケーには集中できない日々を過ごしていました。

しかし、そんなある日『月光』に合わせて舞い滑るさくらに出会った事で、タクヤは新しい一歩を踏み出す事になります。

美しく舞い踊るさくらの姿に見惚れたタクヤは、自然とフィギュアスケートの魅力にも惹かれていたのでしょう。アイスホッケーシューズのままフィギュアのステップを踏むタクヤを見つけたのは、さくらのフィギュアコーチ・荒川でした。

若い頃フィギュアスケート選手を目指しながらも夢破れていた荒川は、何度転んでも立ち上がるタクヤにかつての自分を重ねてしまいます。

フィギュアスケートに一生懸命なタクヤが抱えるさくらへの恋心を知った荒川は、彼の恋を応援しようとスケートを教えることを決めたのです。

そうして練習を重ねていくうちに、荒川はタクヤにさくらと一緒にアイスダンスのペアを組むことを提案します。しかし荒川に憧れるさくらは、彼と2人だけで積み上げてきた練習に急に入り込んでくるタクヤの存在が面白くありません。

それでも、真剣に練習に取り組むタクヤの姿は頑なだったさくらの心をも動かし、共にアイスダンスペアを組んだことでさくらの気持ちもまた前向きに変わっていくのです。

そんな2人の才能を更に引き出すために、帰宅後も練習内容の練り直しや資料に目を通すほどタクヤとさくらペアに一生懸命に取り組む荒川。そんな荒川には、支えてくれる同棲中の恋人・五十嵐がいて…。

映画【ぼくのお日さま】は、雪の降り始めから溶けて消えるまでの短い時間を彩る、さくらに心奪われたタクヤと荒川に憧れ淡い恋心を抱いていたさくら、そして子供たち2人を支える荒川の心情を3人視点で紡がれる物語です。

 

淡く切ない恋の行方を結末ラストまで見届けた口コミの数々

映画【ぼくのお日さま】は、池松壮亮さんの母校・日本大学芸術学部や伊勢丹新宿本店の屋上などで特別試写会を開いてきました。

そこで、公開に先駆けて【ぼくのお日さま】をご覧になった方々の口コミを見てみましょう。

女性
女性
1時間30分という上映時間、ずっと美しくて何度も見たくなる映像のオンパレードでした。

タイトルの【お日さま】は、タクヤとさくらと荒川、それぞれが三角関係のように誰かの『お日さま』になっているように思います。

男性
男性
『見惚れる』という言葉が一番しっくりくる作品。

太陽の光や雪の淡さなど素晴らしい映像美で包まれながらも、そう上手くいくことばかりじゃないよなという展開が90分の中にしっかり盛り込まれていて、ただ綺麗なだけの映画じゃないのが見事!

女性
女性
同性愛を盛り込んだ作品は他にもあるけど、【ぼくのお日さま】では他にも色んな 要素が組み込まれているからか、ナチュラルに馴染んでいてマイノリティを悪目立ちさせていない。そこがとても印象的でした。

など、概ね好意的な口コミが多く見られました。

奥山監督のデビュー作である前作映画【僕はイエス様が嫌い】にも共通する子供の成長に光だけでなく陰も共に照らし出す技法で撮られている【ぼくのお日さま】は、スケート経験豊富な監督が自分でカメラを回しながらスケートリンクに立って撮影している為、滑らかな臨場感が感じられたとの声もあります。

しかし、口コミを調べてもタクヤがさくらに寄せる想いが通じたのかは分かりませんでした。

優しさと切なさが詰まった映画【ぼくのお日さま】に対して、『もう一度観たい』との感想を抱くほどの強い感動を覚えた方々にとっては、タクヤとさくら・荒川の関係は前情報なしに観て素直に感じ取って欲しい、との気持ちが強いようですね。

やまこ
やまこ
結局タクヤの想いがさくらに通じたのかはネタバレを調べても不明だったけど、タクヤとさくらと荒川の関係はうまく行くばかりじゃないみたいだね…。

でも、映画としては短めの90分という時間しかないのに、3人の心情が丁寧に描かれているからこそ多くの方の心に届く作品になったんだろうなぁ。

 

まとめ

今回は映画【ぼくのお日さま】について、どんな結末からラストを迎えるのかについて、ネタバレを含めて調べてみました。

ご覧になった方の感想としては

『ピュアな美しさがある作品だった』

『うまくいかない痛みも優しさで包まれていた』

などの言葉が多く挙げられていますので、90分の上映時間の中に丁寧な描写で子供たちと荒川、3人の関係と心情が描かれているのでしょう。

しかし今回は、ネタバレ口コミを書かれている方がいない事と、奥山監督オリジナルの脚本という事もあって原作が無く、どんな結末を迎えるのか物語のラストを探る事が出来ませんでした

奥山監督の作品は前作の【ぼくはイエス様が嫌い】でもネタバレなしでの鑑賞をおすすめられている方がいらっしゃいましたので、今回の映画【ぼくのお日さま】でも、結末を知らず心構えなしの状態で観たほうがスッと染み込んでくるのかもしれませんね。

映画【ぼくのお日さま】は2024年9月13日全国公開です。

都内にお住まいの方は、2024年9月6日に『テアトル新宿』と『TOHOシネマズシャンテ』で先行公開されますので、早めに鑑賞するチャンスもあります。

雪に包まれた北の大地に差し込むお日さま、それが成長期の少年少女にどんな光と陰を与えるのか、是非スクリーンで感じてみませんか?

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