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ミッシング石原さとみ主演の映画に原作ある?結末までネタバレであらすじを紹介

Shie
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この記事では、5月17日に公開される石原さとみ主演の映画『ミッシング』について、原作があるかどうか、あらすじ結末などについてネタバレも含め紹介しています。

この映画で石原さんが演じたのは、最愛の娘・美羽の失踪という悲劇に直面する母親・沙織里です。

突然崩壊した日常、さらにネット上の誹謗中傷に傷つき、助け合うべき夫とも不和になってしまう沙織里。

ネット上の心無い言説に翻弄され、徐々に心を失っていく姿に胸をしめつけられます。

石原さん自身としても、今作はご自身の出産を経て1年9ヶ月ぶりの演技でした。

りと
りと
ご自身の出産、育児の経験を踏まえ、同じ母としてどのように演じたのかにも注目です。

そして映画で描かれたもう一つのテーマは、ネット上で過剰に盛り上がる無責任な世論や、視聴率を追求するため偏向した報道に走るマスメディアの姿です。

監督を務めたのは、「空白」「ヒメアノ〜ル」を手掛けて、社会的弱者や人間の心理を描く鬼才と評される吉田恵輔さん。

(なお、吉田恵輔の吉はつちよしが正式表記)

幼女失踪事件を軸に、他人の不幸をネタに盛り上がる現代社会の醜さと、その中で失った大切なものを取り戻していく人々の姿をリアルかつ繊細に描き出しています。

絶望の淵まで追い込まれ、それでも世の中にすがり続ける沙織里は美羽と再会できるのでしょうか?

それでは、『映画』ミッシングについて原作、あらすじ、結末、ネタバレなど様々な角度から掘り下げていきます!

 

映画『ミッシング』の配役・ストーリー紹介

それでは、まず、『ミッシング』に原作があるかどうか、あらすじなどから紹介していきます。

 

『ミッシング』には原作はある?

今作は、吉田恵輔監督のオリジナル脚本・監督作として制作されました。

そのため、小説、漫画といった原作は存在していません。

吉田さんは、本作を「自身のキャリアの中で最も覚悟のいる作品」であり、「執筆中から何度も手を止めてしまうほど、辛く苦しい現実を描きました」と語っています。

現代の社会が抱える歪さと、その中で翻弄される一人一人の生身の人間の姿。

それをリアルに、繊細に描こうとすればするほど、監督ご自身にも、出演する俳優にとってもメンタルを削られる作品となったようです。

それだけに、現代社会を共有している私たち観客にも、当事者としての見る覚悟を求められそうです。

 

配役

沙織里 (石原さとみ) ・・・失踪した愛する娘、美羽を探し求める母親。ネット上の好奇の目や誹謗中傷に晒される。

豊 (青木崇高)・・・沙織里の夫。娘の失踪に直面し、妻とのすれ違いにも苦しむ。

圭吾(森優作)・・・沙織里の弟。美羽の最後の目撃者となったため、ネット上で失踪に関わっていると疑われる。

砂田(中村倫也)・・・地元テレビ局の記者。取材を通じて沙織里に寄り添うが、偏向した報道を指示され板挟みとなる。

 

あらすじ

愛する娘、美羽の突然の失踪によって暗転した沙織里の日常。

失踪から3ヶ月が過ぎ、あらゆる手立てを尽したものの娘の安否や居どころの手がかりは掴めません。

世間の関心が少しずつ薄れていき、助け合うべき夫・豊との温度差にも焦る沙織里が唯一頼れるのは、取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田だけでした。

そんな中、娘が失踪した時の沙織里の行動がネット上で誹謗中傷の的になってしまいます。

たまたま応援するアイドルのライブに足を運んでいたことが晒され、 「育児放棄」と叩かれてしまったのです。

ネット上でエスカレートする好奇の目や無責任な正義感、匿名の悪意によって、沙織里は精神のバランスを次第に崩れていきます。

気づけば、沙織里自身が世間やメディアに忖度し、“悲劇の母”自ら演じるようになってしまいました。

その一方、事件の取材を続ける砂田に対しては、局の上層部から非情な指示が出てしまいます。

世間の関心を煽るため、沙織里本人や、その弟・圭吾のプライベートを暴き出すような取材をしろというのです。

りと
りと
視聴率のために被害者のプライベートを食い物にするとは最低ですね!

それでも、「ただただ、娘に会いたい」という一心で世間にすがり続ける沙織里。

絶望のどん底に追い込まれた沙織里へ、果たして希望の光は届くのでしょうか…?

 

映画『ミッシング』の結末と見どころ(ネタバレなし)

さてこの『ミッシング』、どのような結末が用意されているのでしょうか?

試写会の感想などから推測すると、ハッピーエンド・バッドエンドといったわかりやすい結末にはならないかもしれません。

それでも歯を食いしばり、いつかさすかもしれない光明を待って日々を生きるというのは残酷ですが、その反面、リアリティを追求した結果とも言えそうです。

では、この作品を通じて吉田監督が伝えたかったメッセージは何なのでしょうか?

それは、物語のもう一つのテーマとして描かれた、気まぐれで無責任なネット社会の本質ではないでしょうか。

そして、私たち観客一人一人もすでにネット社会の当事者であり、沙織里や砂田が味わった苦しみに対し、自分は関係ないとは誰にも言えない、という現実を突きつけられるのではと思います。

そして、極限の精神状態に追い込まれる母を演じた石原さとみさん、自分の良心と世間の野次馬的な興味の狭間で苦しむ砂田を演じた中村倫也さん。

他にも、青木崇高さん、森優作さんといった他のキャストによる、圧倒的な臨場感と観客を引き込ませる熱演高い評価が寄せられています。

 

出演者・監督の声

石原さとみ(主演)コメント

主演の石原さとみさんにとって、吉田監督作品への出演は以前からの悲願だったそうです。

6年も前に、監督ご本人へ直接「どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい」とお願いしており、今作への出演オファーを受けた際には嬉しさのあまり叫び声を上げたとか。

さらに今作は、ご自身の妊娠、出産を経て、1年9ヶ月ぶりの女優復帰作となりました。

それだけに作品にかける思いもひとしおだったようで、インタビューで次のように語っておられます。

「我が子という自分の命よりも大切な存在を知った今、この役柄は本当に辛く苦しく精神が削られます。

ですが、今の私だからこそ、できる役です。

大きな覚悟を持って最後まで沙織里を生きていきます。」

 

吉田恵輔(脚本・監督)コメント

先ほども少し触れましたが、吉田監督は、この作品『ミッシング』について、「自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品」と語っておられました。

描かれたのは、「脚本を執筆中から何度も手を止めてしまうほど、辛く苦しい現実」であり、「主演の石原さんを筆頭にキャスト達はメンタルが削られる芝居の連続だと思います」とのこと。

また、観客へのメッセージとして最も印象的だったのは、次のような言葉です。

「どんな状況でも前に進む強さ、他者への想像力や共感。

人間の愚かしくも美しい瞬間を撮影できたら幸いです。

どうか我々の覚悟が皆様に届きますように。」

りと
りと
  監督が今作にかける並々ならぬ覚悟と、作り上げたものに対する自信が伝わってくるようです。

 

まとめ

今回の記事では、石原さとみさん主演、5月17日公開予定の映画『ミッシング』について、原作があるかどうか、あらすじネタバレ結末などについて紹介してまいりました。

原作、あらすじについてはおおよそまとめられたと思いますが、ネタバレ情報はなく、予想される結末はほろ苦いものとなりそうです。

まさにこの作品は、私たち一人ひとりにとっても日々の生き方や当たり前のように消費しているネット上の情報との向き合い方などの本質を突きつけられるストーリーだと言えるでしょう。

誰にとっても、このような重い問いかけに直面するのは楽なことではありません。

他人事ではないだけに、できれば知らんぷりをしたくなるようなテーマ、ストーリーかもしれませんが、だからこそ監督やキャストが心を込めて作り上げた会心の作品ではないかと期待が高まります。

皆様も映画『ミッシング』が少しでも気になりましたら、ぜひ劇場へ足を運び、結末を見届けてみてはいかがでしょうか?

 

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