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か「」く「」し「」ご「」と「 のタイトルの意味は?パラの好きな人も考察

kuroneco
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皆さんは『かくしごと』と聞くと、なにを思い浮かべますか?

誰にも言えない秘密、隠しておきたい事など、その内容の大小にかかわらず『かくしごと』を持っている人は少なくないのではないかと思います。

しかしその『かくしごと』が、ある種の特殊能力だとしたら…?

『君の膵臓が食べたい』の住野よる氏が書かれた小説『か「」く「」し「」ご「」と「』は、ちょっと特別な能力を持った高校生たち、京・ミッキー・ヅカ・パラ・エルの5人のもどかしい想いを描いた青春小説です。

文字と文字の間にカギカッコを挟んだこの不思議なタイトルには、どんな意味があるのでしょうか?

この記事では、作者の住野よるさんがタイトルに込めた意味を考察してみたいと思います。

ちょっと変わった能力を隠し持った5人の高校生たちの想いが、交錯する事で生まれる誤解や前に進むきっかけを調べ、作中でも人気のキャラクター・パラに好きな人がいるのかについても考察しまとめてみました。

りと
りと
 高校生が持つ瑞々しさを描いた『か「」く「」し「」ご「」と「』。

好きな人の言動に一喜一憂する彼らの青春を知って、2025年5月30日公開の実写映画【か「」く「」し「」ご「」と「】を楽しみに待ちましょう! 

 

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】のあらすじと将来有望な若手俳優陣

やまこ
やまこ
これからが楽しみな俳優さんたちがキャスティングされてるんだね!

キラキラした青春ムービーになるのかな?

 

住野よるさん著『か「」く「」し「」ご「」と「』ってどんな話なの?

自分に自信が持てない京(奥平大兼)は、自分なんて…と目立つ事を嫌う引っ込み思案な性格の男子高校生です。

そんな彼が密かに心惹かれているのは、ヒロインよりもヒーローに憧れるアクティブな性格の女生徒・ミッキー(出口夏希)。

ミッキーは、予測穂能な行動で周囲をかき回しがちな友人・パラ(菊地日菜子)と一緒にクラスでも目立つ存在で、京からすれば少し遠く感じる存在です。

彼女と自分の接点といえば、美形の親友・ヅカを通じた『友達の友達』ポジションが精いっぱいの京にとって、緊張せずに話せる女子といえば、自分と同じく大人しく目立たない女生徒・エル(早瀬憩)でした。

ところがそんなある日、エルが急に学校に来なくなってしまい…。

これは、それぞれが持つ高校生たちの秘めた特別な力と、その力が引き起こす青春の交錯を描いた物語です。

 

『か「」く「」し「」ご「」と「』の各キャラクター達が抱える秘密の力とは?

りと
りと
京たち5人が持つ不思議な力は、それぞれが記号や数字などで表されています。

少し複雑に案じるかもしれませんので、ここでまとめておきましょう。

彼ら5人は、他者の感情を読み取れる秘密の能力を持っているという『かくしごと』があります。それは、

  • 京   /本名・大塚京 …人の頭の上に!・?・句読点が見える
  • ミッキー/本名・三木直子…心のバーを見て人の感情が+-で分かる
  • パラ  /本名・黒田文 …人の心拍数が見える
  • ヅカ  /本名・高橋博文…♤♢♧♡が見える事で人の喜怒哀楽が分かる
  • エル  /本名・宮里望愛…人の恋心が矢印となって見える

といった能力であり、彼らはお互いが秘密の力を持っているとは知りません

その能力によって、5人の気持ちが揺れ動くさまを描く秀作、それが住野よるさんによる小説『か「」く「」し「」ご「」と「』なのです。

りと
りと
原作小説は、彼ら5人がそれぞれ主人公になる構成の連作短編集です。

主人公が書き分けられる事で没入感や臨場感を得られていた部分を、映画ではどんな風に演出するのか楽しみですね。

 

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】の実写に挑む若手俳優たちをご紹介

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】で、秘密の力を隠し持つ5人の高校生を演じるのは、これからの日本映画界を背負って立つ若手俳優さんたちです!

まず、自分に自信が持てない京を演じるのは奥平大兼さん。

奥平さんといえば、長澤まさみさんの主演作【MOTHER】をご覧になった方には印象深い役者さんではないかと思います。

やまこ
やまこ
えー!あの、長澤さん演じる毒母に振り回されていた男の子!?
りと
りと
そうなんです!

とても難しい役を、堕ちた表情や少ないセリフで巧みに表現されていましたね。

映画【MOTHER】の奥平さんを観て、映画【誰も知らない】の柳楽優弥さんを思い出した方も少なくないでしょう。

印象的な瞳で世界中に存在感を強く植え付けた柳楽さんのように、これからが楽しみな若手俳優です。

そんな奥平さん演じる京が想いを寄せるミッキーを演じるのは、配信ドラマ『舞妓さんちのまかないさん』や映画【余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。】など出演作が増え続けている出口夏希さん。

やまこ
やまこ

出口さんといえばNetflixドラマ『舞妓さんちのまかないさん』で見せた、はんなりとした美しさが印象深い女優さんよね? 

りと
りと
そんな出口さんが、明るくクラスの中心であるミッキーを演じるのは、また違う一面を見せてくれそうですよね。

奥平さんと出口さんによる、京とミッキーの恋模様も気になりますが、そんな2人を取り囲む3人にもそれぞれこれからが楽しみな若手俳優がキャスティングされています。

京の親友・ヅカ役には、Aぇ!group所属の佐野昌哉さん、ミッキーと共にクラスの中心的存在でもあるパラ役には菊池日菜子さん、そして学校を休むようになったパラ役に早瀬憩さん。

りと
りと
それぞれが、色んな作品で存在感を残していますね。

早瀬さんは映画【建国日記】、菊池さんは【月の満ち欠け】で新人賞を受賞されており、これからに期待値の高い女優さんといって良いでしょう。

やまこ
やまこ
佐野さんもさ、受賞歴こそないけど、あの底抜けに明るい笑顔なのに何かを含んでいそうな表情がとっても魅力的な俳優さんだよね!

 

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】パラの好きな人・タイトルの意味の考察まとめ

 

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】タイトルに込められた意味とは?

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】は、文字と文字の間に「」が入るという変わった仕組みのタイトルとなっていますね。

この不思議なタイトルに込められた意味とは一体何なのでしょう?原作小説を読まれた方々の考察をいくつか集めてみました。

女性
女性
タイトルの「」は、彼らの持つ特殊能力から得た情報が含まれていることを示しているのかな?と思った。

各キャラが主人公となって能力によって他者の気持ちを推し量るから、読んでいて誤解や勘違いにミスリードされるのよね。

そこがすっごく面白いんだけど!

男性
男性
この作品のタイトルが『平仮名』である事にこそ意味があるように思う。

最初は、能力を隠しているから『隠し事』なのかな?と思ったが、原作を読むと少し違う印象を受けた。

各キャラが、能力で知り得た他者の気持ちを繋げようとしたり、逆に見守ったりと、彼らが『各仕事』をこなす事で物語が展開し、人の心もまた動く様を表しているんじゃないかと感じる。

このように、同じ本を読んでいるのにタイトルの考察が1つではありません。

『かくしごと』とだけ書かれていれば、基本的には『隠し事』が浮かぶところを、【か「」く「」し「」ご「」と「】としたことで、色んな読み取り方が出来るのも、この作品の面白みといえるでしょう。

『かくしごと』を『隠し事』と変換するだけでなく、『各仕事』と読み替える事で物語がより一層深まっているように感じます。

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】には、文字の間に挟まる「」に情報や余韻を持たせ、また『各仕事』と読む事で各キャラクターの役割を表しているのかもしれませんね。

 

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】でパラの好きな人は誰?

映画【か「」く「」し「」ご「」と】を動かしていく5人のキャラクターの中で、一番自分の事を『特別』だと思っているパラ。

そんなパラの好きな人は京のようです。

りと
りと
この、パラの『特別感』については、原作者の住野よるさんが彩瀬丸さんとの対談で明言されています。

パラの特殊能力は人の心拍数が数字で見えるというものですが、この力があるために人の心理状態を読む事が出来る彼女は、ミッキーから『パッパラパーだからパラだ』なんて名付けられ方をしていても、自由奔放な自分を演じながら素を出さないように気を付けています。

自分には人とは違う能力があるんだ、と己を特別視する事は、ある種の孤独といっても良いでしょう。

だからこそ、京の心拍数を見て彼の想い人が誰なのかを知ったパラは自分の心に蓋をしているのです。

このパラの気持ちに気付いているのは、人の恋心が矢印になって見えるエルただ一人。このエルが、パラの恋心を知るためのキーマンとなります。

やまこ
やまこ
あ!エルがパラに書いた手紙の中に

『自分の気持ちを押し隠して好きな人の幸せを想っているパラ』

って書いてたのはそういう事!?

りと
りと
そうですね。その部分から、エルはパラの矢印が誰を向いているのかを知っていることが分かりますよね。

自分の好きな人のが隠している恋心に気付き、更にはその恋心が自分を向いていないと知りながらも、奇想天外な行動で周囲をかき回す役割を演じているパラに、切なさを感じる部分でもありますね。

 

まとめ

今回は、2025年5月30日公開の映画【か「」く「」し「」ご「」と「】について、そのタイトルの意味の考察と、作中の登場人物・パラの好きな人とは誰なのか?に焦点を当てて調べてみました。

映画【か「」く「」し「」ご「」と「】は、作家・住野よるさんによる同名タイトルの小説が原作となっており、登場人物である5人の高校生はそれぞれが特別な能力を持っています。

住野よるさんといえば、こちらも映画化された【君の膵臓が食べたい】など、インパクトのあるタイトルも特徴的な作家さんですが、今回の『か「」く「」し「」ご「」と「』には、いったいどんな意味があるのか…。

タイトルに関する考察には、『かくしごと』が平仮名である事に注目したものが見つかりました。

日本語には、平仮名とカタカナそれから漢字があり、日本人は脳内で勝手に文字を変換して解釈しています。だからこそ『かくしごと』と言われると、まず『隠し事』が浮かぶわけですが、変換を変えればそこには『各仕事』や『書く仕事』などが浮かんでくるのです。

原作は5人の高校生が各章の主人公となって展開し、それぞれのキャラクターの考えや気持ちが読み手に伝わる仕組みとなっています。

だからこそ、彼ら5人が『各仕事』として自分の役割を担っている事を表現しているのではないか?という考察です。

この、5人それぞれが主人公となる仕組みは、パラの好きな人をも浮かび上がらせてきます。彼女は京の事が好きですが、人の心拍数が見える自分の能力によって、彼の恋を邪魔しないよう気持ちに蓋をしているんですね。

りと
りと
『各仕事』とは、何も小説の中の話しだけではありません。

人間は誰しも、各々に役割を持ってその仕事をこなしながら生きています。

やまこ
やまこ
確かに!

『各仕事』って文字通りの仕事だったり、職場での立ち位置や役回りもあるけど、父親・母親・子供っていう生活部分でもそれぞれの役割があるもんね。

りと
りと
そう考えると、特別な力を持っている彼ら5人を近くに感じますよね。

特別な能力があっても自分たちと変わらない人間だ、という思いと共に、特別だと感じていなくても私たちにはそれぞれ『隠し事』も『各仕事』もあるんだという気持ちになる映画【か「」く「」し「」ご「」と】。

キラキラとした青春に懐かしさを感じつつ、それだけだはない世界観の映画を大きなスクリーンでご覧になってみませんか?

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