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ヴィレッジ映画(横浜流星)に原作ある?モデルはvillageでリメイクなの?

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Shie
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2023年4月21日(金)公開の映画『ヴィレッジ』の主役は、好青年の役どころが多かった俳優・横浜流星さんです。

今回の映画では無精ひげを蓄え、虚ろな目でこちらを見据えるポスターから、ワイルドさがにじみ出ていて、これまでの横浜流星さんのイメージとは違うようですね。

そのようなポスターの影響もあってか、この映画に対しては早くも「原作はあるの?」「モデルは?」「もしかしてアメリカ版villageのリメイク?」などなど、賑わってきているようです。

そこで今回は、映画『ヴィレッジ』には原作やモデルがあるのか?リメイク元はアメリカ版『village』なのか?について、調査してみました!

ヴィレッジ映画(横浜流星)に原作ある?

流行りの映画に「原作はあるのか?」という噂は付き物です。

やはり流行るにはそれだけの影響力があるので、詳しいことを知りたいという想いから、原作が気になったりするのでしょう。

しかし、今回の映画『ヴィレッジ』は、脚本兼監督の藤井道人さん河村光廣プロデューサー完全オリジナルと判明しています。

次の章で監督とプロデューサーについて、解説しましょう。

監督・藤井道人と故・河村光廣プロデューサーのオリジナル

今回の映画『ヴィレッジ』は、監督の藤井道人さんと河村光廣プロデューサーによる、完全オリジナル作品です。

脚本と監督を務めたのは、「藤井道人(ふじい みちひと)」さん、そして「河村光廣(かわむら みつのぶ)」プロデューサーは、映画『新聞記者』でも藤井監督と共に映画の製作に関わりました。

藤井道人(ふじい みちひと)河村光廣(かわむら みつのぶ)
1986年8月14日(36歳/2023年3月現在)1949年8月12日(2022年6月11日72歳・没)
映画監督・脚本家映画プロデューサー
「新聞記者(2019年)」「ヤクザと家族The Family(2021年」「余命10年(2022年)」「新聞記者(2019年)」「「泣く子はいねぇが(2020年)」「茜色に焼かれる(2021年)」

河村光廣プロデューサーは残念なことに、2022年6月心不全でお亡くなりになりました。

今回の映画『ヴィレッジ』は、河村光廣プロデューサーの遺作となります。

藤井道人監督とは、映画『新聞記者』から、たびたび共に映画の製作に関わってきました。

今回の映画でも河村光廣プロデューサーの意思を継いで素晴らしいものに仕上げました。

映画『ヴィレッジ』で河村から託されたお題は?

藤井監督は、この映画の製作で河村プロデューサーからお題を出されていたそうです。

それにより、この映画の流れが分かるヒントが隠されているように感じます。

  • お面を被った人々の行列

この2つです。

「お面を被った人々の行列」というのは、まさしく現代社会を表現しているのです。

それは、今の日本人の間にはびこる「同調圧力」「事なかれ主義」これに一石を投じたいという想いを継いで、今回藤井監督が何度も脚本を読み返しながら納得のいくものに仕上げています。

もう1つのお題である「能」は、正しく今回の映画の核となる部分で、河村プロデューサーから出されたのが、『邯鄲(かんたん)』という演目でした。

これにはストーリーがあります。

「仏道の師を求めて旅の途中、泊まった宿で枕を借りて眠りにつくと、自分が国の君主・王位についていて既に即位50年、宴を開いていた時に目が覚め、宿の栗ご飯が炊けるまでの淡い夢であったことを知り、人生は夢の世であると悟った男が故郷へ帰る」

という話です。

このことから、映画で苦悩の日々を過ごしている優が映画のラストを迎えるころにはすべてが夢であったかのように変わっていたという流れになるのではと推測されます。

この話を念頭に置いて映画を観ると、映画の結末が読み解いていけるかも知れません。

監督と横浜流星との関係

藤井道人監督と横浜流星さんの関係は、なんと2人がまだ無名のころからの縁だそうです。

2019年に放送されたドラマ版「新聞記者」が、2人の出会いでした。

今回の映画の製作に携わった「スターサンズ」の映画で彼をスターにしたいと思ったそうです。

今回の横浜流星さんの演じる「片山優」という男は、横浜流星さんの俳優としての苦悩である迷いや恐れといったこれまでに感じていた想いが反映されているといいます。

これはますます、この映画を観る価値があるというものですね。

決して並大抵ではなかった俳優としての道のりをいかにして這い上がってきたか、片山優を通して横浜流星さんの素顔が垣間見れるかも知れません。

映画『ヴィレッジ』のモデルはvillageでリメイクなの?

ここまでで、映画『ヴィレッジ』は、監督の完全オリジナルで原作はないことが明らかです。

しかし、この「ヴィレッジ」というタイトルには何か以前聞いたことがあるような、そのように感じた人もいるのではないでしょうか?

そうです。実は、海外に同タイトルの映画があったのです。

それがアメリカ版『ヴィレッジ-village』なのです。

アメリカ版『ヴィレッジ』は関係ない?

アメリカ版『ヴィレッジ』は、2004年に放映された、アメリカ合衆国のミステリー映画です。

結論から言うと、今回の横浜流星さん主演の『ヴィレッジ』とはなんら関係ないと言えると思います。

公式サイトでもそのようなことは一切書かれていないためです。

アメリカ版のリメイクで今回の映画が出来たのなら、堂々と公式サイトに記述されるはずなので、それが一切ないことから考えても関係はないと言えましょう。

ただ、関係ないにしても同タイトルというだけで、アメリカ版はどんなストーリーなのだろうとちょっと興味惹かれますよね?

次項で、アメリカ版と今回の映画のストーリーの違いを検証してみたいと思います。

アメリカ版とのストーリーの違いを検証

まず、アメリカ版『ヴィレッジ』は、直訳通り「村」が舞台になります。

深い森の中にある小さな「村」には、自給自足で暮らす村人たちがいました。

そしてその村の掟とされているのが、「絶対入ってはいけない森」があるのです。

その森には「怪物」が住んでいるといいます。

しかし、入ってはいけないという掟を守っていれば村の平和を守れるので、村人たちもその掟を守って暮らしていました。

その村には村長の娘で盲目の娘がおり、その娘の友人で寡黙な青年が、村に必要な薬が不足しているので町へ薬をもらいに行きます。

その入ってはいけない森を抜けるため、禁断の森に入ってしまい怪物が出現し、とうとう村に災いが起きてしまうのです。

村には、娘に好意を持っていたもう1人の男がいました。娘とこの寡黙な青年との三角関係で、寡黙な青年が重傷を負わされます。

彼を助けるために娘は、村長である父に森を抜けたところにある壁の外側の人に薬のことを書いた手紙を渡したいと懇願し、父も折れて寡黙な青年は命が助かりました。

実はこの村は、保護区となっていて外側の世界から一切遮断された村でした。

そのことを知らない村人たちは森の奥に住む怪物の話を信じていたのです。

外の世界と遮断されていたので、よりその怪物の話が信憑性を増し、この映画はここで幕となります。

今回の横浜流星さんの『ヴィレッジ』のストーリーは、どうでしょうか?

苦悩の日々を過ごしていた片山優でしたが、幼馴染の美咲のサポートもあり、霧が晴れたようにその苦しい日々から抜け出していくことでラストになると考えられます。

アメリカ版とは、「閉ざされた村」という意味ではどちらも共通しているといえます。

しかし、アメリカ版は掟を守ることで村の平和を守っていました。

しかし今回の映画では何か、村全体から優は親が起こした事件の汚名を着せられていたので、アメリカ版で例えるなら、村人たちが「怪物」に当たるでしょう。

ここからどのようにして霧が晴れていくのかは、映画公開で見届けるしかありません。

何にしても、優はこの生き地獄から抜け出せるようではありますよね?

そして横浜流星さんも、藤井監督が「彼(流星)をスターにしたい」と言って今回の映画では、彼の俳優としての悲しみや恐れが映画に反映していると言いました。

その言葉通り横浜流星さんの俳優人生は、生き地獄とまでは言わないにしても今の地位を確立するまでは、すさまじい努力があったと思います。

その点も踏まえて映画を観ると、また違った感情で観られるでしょう。

映画『ヴィレッジ』のまとめ

今回は、映画『ヴィレッジ』横浜流星さんが主演を務め、これまでのイメージを一変した役どころでした。

公開前から噂されていたこの映画の原作があるのか?モデルがあったのか?という点については、アメリカ版『village』が連想されました。

しかし、今回の横浜流星さん主演の映画『ヴィレッジ』は決してアメリカ版『village』のリメイクではないということをお伝えしました。

アメリカ版が原作でモデルになっている完全なリメイク版だとしたら、日本でもそのように宣伝されていたはずです。

しかし一切、そのような情報がないことからまったく関係ないことを表しているといえるでしょう。

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