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ET(映画)はなぜ瀕死なの?川に落ちた理由やなぜ生き返ったのかについても調べてみた

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映画【ET】をご存じですか?

1982年に公開され1997年の映画【もののけ姫】の公開まで、長らく日本の興行収入ランキング1位に君臨していた名作映画です。

宇宙船に取り残された地球外生命体E.T.が、少年エリオットと出会う事で友情を育みながら宇宙に帰るまでを描いた作品ですが、作中でE.T.が川に落ち瀕死の状態で発見されるシーンがあります。

その後E.T.は無事に生き返るのですが、そのメカニズムが作中で説明されない為か、観た人の中では川に落ちたE.T.がなぜ瀕死になったのか、そしてその後なぜ生き返ったのも分からない、との声もあるようです。

そこで今回は、映画【ET】について、川に落ちたE.T.が瀕死になった理由となぜ生き返ったのかを調べてみました。

 

川に落ちたE.T.が瀕死になったのはなぜ?

やまこ
やまこ
瀕死って、命が尽きかけたって事だよね?

宇宙人って、他の作品だと強い個体が多いけどE.T.はそんな事ないのかしら?

 

映画【ET】E.T.が川に落ちた事による変化とは?

やまこ
やまこ
ハロウィーンのお祭り騒ぎに乗じて、E.T.はエリオットと宇宙船を呼ぶために向かった森で川に落ちたんだよね。
りと
りと
そうなんです。

森で一夜を明かしたエリオットは、その場にE.T.がいないことに気付きますが、体調不良により探す事が出来ません。

やまこ
やまこ
エリオットの代わりのお兄ちゃんのマイケルがE.T.を見つけるわけだけど、その場所が川の浅瀬でね。

仰向けに倒れる姿はかなりショッキング!どうしてあんな姿に…。

マイケルがE.T.を発見した時、川の浅瀬に倒れたE.T.は全体的に白っぽい色身に変化しています。

見た目でもカサカサしている事が伝わり、それまでのE.T.の姿とは明らかに違って見えるのです。しかもほぼ動かず喋りもしませんので、観る者に的確にE.T.は瀕死状態であると言うことが伝わるでしょう。

このE.T.の変化に加え、川に落ちた影響はエリオットにも出ています

実はエリオットとE.T.は、友情を育むことで感覚を共有しているため、E.T.の瀕死に呼応してエリオットもまた体調を崩していると考えられるからです。

りと
りと
ただこの点においては、10月31日に一晩外で過ごせば体調を崩す事当たり前、という解釈もあります。

エリオットとE.T.の間に感覚共有がある事は間違いありませんが、このシーンの体調不良に感覚共有を持ち出す必要はない、という考え方ですね。

 

映画【ET】E.T.が瀕死になった原因はなにか?

E.T.が瀕死になった原因は2つ考えられます。

1つ目は、やはり川に落ちた事

ハロウィーンと言えば10月31日ですから、秋も深まり夜ともなればかなり気温は下がるでしょう。そんな夜を外で過ごし、あまつさえ川に落ちてしまえば体調を崩すのは当然だろうという考え方です。

ご覧になった方の中には、風邪で済めばまだ良い方で肺炎になっていてもおかしくないのではないか、という感想も見られました。

やまこ
やまこ
確かに…40年以上前の映画だから、温暖化で今みたいに夏が長いこともないだろうし、10月の終わりなんて服装も冬服に切り替わってたりするくらいには冷えるよね。

2つ目は、そもそもE.T.の身体が地球に順応していなかったのではないか、と言う事。

瀕死状態のE.T.はマイケルに連れられて自宅に帰ったあと、政府の科学機関により取り囲まれるのですが、それはなにもE.T.を捕まえようとしているのではありません。彼らは瀕死のE.T.に必死で治療するのです。

その時1人の科学者がエリオットに言います。

『宇宙から来て地球環境に馴染むのはかなり難しい。ここまで生きられただけでも奇跡だ。』と。

これら2つの原因は、それぞれ別の事として捉えるのではなく複合的にE.T.を瀕死状態にしたとも考えられます。

つまり、地球の環境にギリギリ適応しようとしていたE.T.が思いがけず川に落ちてしまった事が決定打になった、という見方ですね。

やまこ
やまこ
でもこれってさ、E.T.と感覚を共有しているエリオットの体調が影響しているのかもしれないよね?
りと
りと
そうですね。

思いがけず地球に取り残されギリギリの状態で生きていたE.T.が、エリオットの発熱にダメージによって命を縮めた可能性もあるかもしれませんね。

 

映画【ET】瀕死のE.T.はなぜ生き返ったのか?

りと
りと
E.T.の心臓が止まったシーンは、作中屈指の涙を誘うシーンですね。

泣き叫ぶエリオットが、カプセルに入れられたE.T.の側に近付くシーンを覚えている方も多いのではないかと思います。

 

映画【ET】瀕死のE.T.と少年エリオットの関係

E.T.とエリオットの間には感覚共有という不思議な力があります。

であれば、E.T.が瀕死の時エリオットもまた命の危機と戦っている、と考えますよね?

しかし、治療薬を投与されながら心臓マッサージなど救命措置をとられるE.T.に対し、エリオットには積極的な治療がなされているようには見えないのに、彼は徐々に体調を回復していくのです。

この点は、観客の多くにも疑問点を残したのでしょう。

やまこ
やまこ
エリオットは元気になったのにE.T.は心臓が止まっちゃった…どうしてなの?

それは、E.T.の不思議な能力が関係しているのではないか?という考察がありました。

発信機を一緒に作った時、エリオットの指のけがをE.T.が光らせた指先で瞬時に治すというシーンに秘密があるようです。

つまり、E.T.には他者を治癒する力があるという事。この力を使って、エリオットを救ったのではないか?という考察です。

りと
りと
そう考えると、E.T.とエリオットの状態が比例しなかった事に説明がつきますね。

E.T.とエリオットの感覚共有については、物語がラストを迎えるまでにいくつかのシーンが見られます。

ビールを呑んだE.T.の影響でエリオットが酩酊状態に陥ったり、帰りたいと願うE.T.の思考から実験動物を解放して教室をパニックにさせてみたりと…E.T.とエリオットが感覚を共有しているからこそのハプニングシーンがありますので、E.T.とエリオットは繋がっている、という伏線は描かれているわけですね。

エリオットを生かす事に力を振り切ったE.T.は、自分の命を賭して彼を助けたのかもしれませんね。

 

映画【ET】瀕死の状態から生き返った理由を考察

では反対に、エリオットを生かした事で命が尽きたE.T.が生き返ったのは何故なのでしょう?

ここでも、彼らの感覚を共有する力が影響してるのではないか?と考える向きがあるようです。

つまり、E.T.を生き返らせたのはエリオットの強い願いなのではないか?という考察です。

エリオットは、自分の体調が回復する前からずっとE.T.の事ばかりを気にしていました。

『E.T.は怖がっている!』

と叫び周囲の大人たちを遠ざけようとしながらも、そんな力のないエリオットにとって瀕死状態のE.T.を前にして浮かぶのは、

『生きていて欲しい』『死なないで』

という願いだけでしょう。

映画公開時は、このE.T.蘇生シーンの謎について、エリオットの強い願いや愛がそうさせたんだろう、と考える方が多かったようですね。

ただ、映画【ET】は後年ノベライズ化されているのですが、そこに明確な答えが書かれていました。

E.T.が生き返ったのは、『地球に近付いていた宇宙船からの生命エネルギーをキャッチしたから』だというのです。

やまこ
やまこ
ん?じゃあE.T.が生き返ったのは宇宙船が迎えに来ていたからなの?
りと
りと
そうですね。小説版『ET』では、そのように書かれています。

しかし、あの必死のエリオットの叫びや涙を見た人の多くは、彼の想いや愛がE.T.を生き返らせた!と思ったでしょう。

やまこ
やまこ
そもそも、映画だけ見たんじゃ宇宙船の影響で生き返ったとは読み取れないもんね。

 

まとめ

今回は映画【ET】について調べてみました。

川に落ちたE.T.は、なぜ瀕死状態となったのか…それは川に落ちた事による体調不良、また宇宙人であるE.T.が地球で順応していたこと自体が奇跡である、という2つの原因が重なり合ったものなのかもしれません。

そんな瀕死のE.T.がなぜ生き返ったのかについても、2つの考察が見つかりました。

1つ目は、エリオットの祈りにも似た『生きて!』という気持ちがE.T.に作用したという説です。

やまこ
やまこ
映画【ET】を観た方の中で多く見られた考察だよね。 

2つ目は、小説化された『ET』の中で『宇宙船が近接したことにより生命エネルギーが与えられたから』と、蘇生の秘密が明かされています。

りと
りと
小説の中で明言されていますので、E.T.がなぜ生き返ったかについては、この『宇宙船の生命エネルギー説』が正しいのでしょうね。

しかし、映画【ET】を観てこの『生命エネルギー説』に気付く事はほぼ不可能です。特に言葉で説明されているわけでも、また宇宙船の接近とE.T.の蘇生を演出しているようなシーンもないからです。

そのため、川に落ちた事で瀕死になったE.T.がなぜ生き返ったのかの正解は、観た人それぞれが解釈の幅を広げられる、とも言えます。

映画【ET】には、作品に対して感じる謎の答えが明確に示されてるシーンはほぼありません。

なぜ瀕死になったのか、なぜ生き返ったのかについても、いくつかの考察は見られますが、それらの考えを受け入れるか、もしくは自分なりの答えを見つけるか、その判断は自由です。

映画【ET】は、令和の現代でもTV放送されることも多いですし、配信サイトのほか画質や音響をレベルアップさせスクリーンで限定上映などもされています。

名作であり、多くの方がその名前を知る【ET】ですが、意外と観た事がない、という方も多い作品ですので、是非一度SF映画の金字塔をご覧になってみませんか?

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