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熱のあとに映画は実話どこまで?元ネタの事件についても調べてみた!

Shie
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この記事では、2月2日(金)に全国公開予定の映画『熱のあとに』ついて調査しました。

この映画は、2019年に起きた新宿歌舞伎町のホストが客の女に刺された事件という実話が元ネタになっています。

映画のストーリーは、その後日談として描かれました。

映画はいきなり衝撃的なシーンから始まります。

血まみれで倒れているホストを、タバコを吸い、不適な笑みを浮かべながら見つめる主人公、沙苗。

彼女は殺人未遂の罪で服役しますが、出所後に結婚しました。

しかし、彼女はあるきっかけで再び自らの過去と向き合うことになります。

ようやく得られた平穏な生活と、かつて自らの全てを捧げて愛した男の影。

その間で揺れ動く主人公が、悩み抜いた末に選んだものは何なのか。

さらに、元ネタとなった事件についても深掘りしていきたいと思います。

それでは画『熱のあとに』はどこまで実話?元ネタの事件についても調べてみた!」と題して記事をお届けします!

 

映画『熱のあとに』のあらすじ

まずは、あらすじから見ていきましょう。

歌舞伎町のホスト・隼人が刺された事件から6 年の時が経ちました。

殺人未遂の罪で服役していた沙苗は、出所後にお見合いで知り合った健太と結婚します。

過去の罪も含めて沙苗を受け入れてくれた健太の元で、平穏で幸せな結婚生活が始まったかと思っていた矢先。

沙苗の前に、自らの過去を知っているような謎の隣人、足立が現れます。

沙苗の過去を知り、心をえぐるような問いかけをしてくる足立に困惑する沙苗。

そして、沙苗はかつて愛し、それゆえに殺そうとしてしまった隼人の後ろ姿を歌舞伎町で見てしまいます。

それをきっかけにさらに乱されていく沙苗の心はどこへ向かうのでしょうか。

そして、妻の心変わりを恐れて激昂する健太の思いは沙苗に通じるのでしょうか。

過去に全霊を捧げたホスト・隼人、罪を犯した自分を愛してくれた健太。

最後に沙苗が選択したのは、どちらへの愛なのでしょうか。

」の概念そのものをも覆しかねない衝撃的な結末が待っています!

 

キャスト・監督について

次に、キャストと監督についても調べてみました。

やまこ
やまこ
実力派の俳優が数多く出演されているので、いやがおうにも期待が高まりますね!

 

キャスト

過去の罪を背負いながらも自らの愛を貫こうとする主人公、小泉沙苗役を演じるのは、橋本愛さんです。

『桐島、部活やめるってよ』(12年)などで第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』、『ホリックxxxHOLiC』(22年)などにも出演されています。

沙苗の過去を知りながらも彼女を理解しようと奮闘する夫、小泉健太役を演じるのは仲野太賀さんです。

その確かな演技力で映画やドラマに引っ張りだこで、最近も『ゆとりですがなにか インターナショナル』、『笑いのカイブツ』(24年)などの話題作への出演が続いています。

沙苗たちに親し気に接してくる謎めいた女性、足立よしこ役を演じるのは木竜麻生さんです。

『わたし達はおとな』(22年)で北京国際映画祭フォーワードフューチャー部門最優秀女優賞を受賞し、『Winny』(23年)『福田村事件』(23年)など、近年注目されている実力派女優です。

他にも、水上恒司さん、木野花さん、坂井真紀さん、鳴海唯さんといった実力派のキャストが数多く名を連ねています。

 

監督・スタッフ

監督は、1991年生まれの新鋭・山本英さんが務めました。

東京藝術大学大学院映像研究科に進学し、映画監督の諏訪敦彦、黒沢清に師事しています。

今作は、脚本のイ・ナウォンと共に構想を練ったオリジナル脚本を映像化しました。

商業映画としてはデビュー作ながらも、第28回釜山国際映画祭、第60回台北金馬映画祭へ正式出品され、国際的に注目を集めています。

脚本は1988年生まれ、韓国出身のイ・ナウォン(Lee Nawon)さんにより書かれました。

山本監督と同じ東京藝術大学大学院映像研究科で脚本を学び、卒業後は日韓のテレビドラマ脚本を手掛けています。

今作は、映画作品としては『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(23)に続く2作目となります。

 

映画『熱のあとに』はどこまで実話?

さて、先ほども説明しましたように、映画『熱のあとに』は実際に起きた事件を元に作られました。

そこで、この事件についても調べてみました。

モチーフとなったのは、2019年に発生した、新宿歌舞伎町のホストが客の女から包丁で刺された事件です。

昨今、ホストクラブにハマる若い女性が高額の飲み代のために売春やパパ活に手を染め社会問題となっています。

この事件はまさにその典型例と言うべきものでした。

りと
りと
裁判で明らかにされたのは、ホストに身も心も捧げた末に、精神的に追い込まれて罪を犯してしまった女の姿・・・

犯人の女が被害者のホストの店へ初めて行ったのは2019年3月です。

すぐに彼女は被害者と親密な関係となりました。

被害者からも、彼女を好きだ、半年後の9月にはホストの仕事を辞めるので一緒に住もうと言われていた、とのこと。

そして、事件が起きた5月までの短い期間で、ホストクラブ代やデート代などで合計300万円以上を使っていました。

犯行現場となったマンションも、犯人の女が150万円も出して、被害者と同棲するための部屋として借りたものでした。

そして、これだけの金額を捻出するため、やりたくもない、風俗店での勤務やパパ活に手を染めました。

りと
りと
  それも全ては被害者を愛していたからだ、と裁判で語っています。

しかし相手はホストで、他の客とも付き合うこともあったようです。

犯人の女は、最後には「彼を殺してしまえば一緒になれる」という気持ちになり、包丁で被害者を刺してしまったのです。

やまこ
やまこ
なお、被害者は一時は意識不明の重体となりましたが、回復後は再び同じ店でホストとして復帰したとのことです。

 

映画『熱のあとに』のまとめ

今回の記事では、2月2日公開の映画『熱のあとに』について、あらすじ、キャスト、実話なのかについて、元ネタとなった事件にも注目して調べてみました。

愛に翻弄されて重い罪を犯した主人公・沙苗。

その過去を知りながらも愛してくれる健太との生活と、過去の愛の間で悩み苦しみます。

彼女が貫こうとした愛は、おそらく万人には理解しがたいものかもしれません。

まさに観客一人一人の愛の概念を揺さぶってくる、問題作と言えるでしょう。

また、元ネタとなった実話である、2019年に起きた新宿歌舞伎町ホスト殺人未遂事件についても調べてみました。

この事件の引き金となったのが、現在も社会問題となっているホストクラブの高額請求であったことを考えると、私たちにとっても遠い世界の話ではないと言わざるをえません。

映画『熱のあとに』、もし少しでも気になったら、是非劇場へ足を運んでみて下さい!

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