エゴイスト
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エゴイスト(映画)の結末ラストは衝撃?ネタバレであらすじも紹介

エゴイスト 映画 結末 ネタバレ あらすじ
Shie
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2023年2月10日(金)に公開される映画『エゴイスト』が早くも話題になっています。

鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんのW主演のこの物語は「愛」をテーマに、人を愛し慈しみ、そして尽くすことは単なる自己満足なのか?

愛情の押しつけだったのか?ネタバレで映画のあらすじを辿ると、そこには衝撃の結末が展開されていました。

今回は、映画『エゴイスト』の衝撃の結末をネタバレで、あらすじを分かりやすく解説していきます。

映画『エゴイスト』の結末ラストが話題

映画『エゴイスト』のラストは、衝撃の結末が展開されます。

高山真氏の自伝的小説であるだけに、ストーリーもキャストの演じ方にも何か生々しい息遣いを感じるのです。

そんなエゴイストの結末がどうなるのか?見ていきましょう。

エゴイストの結末はどうなる?

浩輔と龍太、そしてときどきは龍太の母も一緒の幸せな日々が続いていたのに、ある日それは本当に突然訪れました。

突然起きたこととは、浩輔と龍太の突然の別れです。

「龍太の死」でした。

龍太は布団の中で死んでいたと聞かされます。

浩輔には思い当たる節がありました。

  • 龍太の目の周りのクマ
  • 龍太が遊びに来ても10分でいびきをかいて眠ってしまう
  • 車の座席で伸びをしたとき、少し顔を歪める

気付いていたのに何もしてやれなかったことに、とてつもない罪の意識が込み上げ人目も憚らず、その場で泣き崩れる浩輔でした。

エゴイストのラストは涙なくして見られない衝撃

龍太を救えなかった自責の念に駆られていた浩輔は、龍太の母にひたすら「ごめんなさい」と謝ります。

そして龍太の母には龍太と自分が恋人同士であったことは隠していたため、友人の振りでいたつもりでした。

しかし龍太の母は、二人が恋人の関係だったことを知っていたのです。

「浩輔と出会ってから龍太が明るくなったこと」

「明るい笑顔をよく見せるようになっていたこと」

たったこれだけでも、普通の関係ではないということが母親には分かります。

龍太の母は、「相手が男でも女でも息子が大事に想う相手ができた」ことが母には嬉しかったのです。

それはきっと、母一人子一人の生活だったため龍太を不憫に思っていたことも関係していたでしょう。

やまこ
やまこ
龍太のお母さんの気持ち、私も人の親だから分かるわ。

龍太の母は、末期ガンでやがて死を迎えます。

龍太の母は浩輔の過去を知り、我が子同然で接するようになっていたのです。

浩輔は龍太の母の最期を看取り、本当の母親と息子のようになれた気がします。

それにより、実の母との生活をも取り戻せた気持ちで満ち足りた気持ちになっていました。

映画『エゴイスト』ネタバレあらすじ紹介

映画『エゴイスト』は、「愛はエゴなのか」「愛は身勝手なものなのか」と『愛』をテーマに誰もが考えさせられる仕上がりになっています。

ここでは、エゴイストのあらすじをまとめてみました。

エゴイストのあらすじは?

浩輔が自分がゲイであることに確信が持てたのは、小学校4年生のときでした。

それ以前から、自分の振る舞いや言動に周囲から「おとこおんな」とか「おかま」とバカにされ、学校に行けば机や靴が汚されたり隠されたりすることは日常茶飯事でした。

教育の場でありながら、クラスメイトはおろか教師すら浩輔を守る人はいませんでした。

毎日が地獄で死んでしまいたいくらい辛い日々を過ごしていたのですが、追い打ちをかけるように浩輔の母が病死。浩輔が14歳のときです。

なにもかも吹っ切るように進学と同時に、東京へ一人上京した浩輔。

東京は、浩輔の父がかつて「東京は人間の住むところじゃない」と豪語していた街でした。

しかし浩輔にはゲイであることを隠さず、たくさんの仲間と一緒に堂々と生きられた場所になりました。

東京で出版社に勤めながら生活していた浩輔は、30を過ぎて身体をもっと引き締めるためにトレーナーと出会います。

浩輔のパーソナルトレーナーになったのは、母子家庭でガンに侵された母の入院費や治療費を稼ぐために男に身体を売る商売をしていた龍太でした。

龍太もまたゲイだったのです。

二人は次第に惹かれ合い、恋人同士の関係になっていきます。

浩輔は龍太の家庭環境を知り、愛するがゆえに生活面でも惜しみないサポートをしました。

そして龍太に「俺が専属の客になってやる」と、龍太に身体を売る仕事を辞めるよう説得します。

浩輔のサポートを最初は戸惑っていた龍太でしたが、受け入れるようになり、ときどき龍太の母も交えて楽しい日々を過ごしていました。

そんな幸せな日々もある日突然終わりを告げます。

それは、龍太との突然の別れでした。

龍太と会う約束をしていた翌日に、龍太の母から龍太の死を知らされます。

浩輔はこれまで龍太や龍太の母にしてきたことは、愛情のつもりが自分のエゴ・自己満足だったのか?

そして、龍太の病に気付きながら救えなかった自責の念から龍太の母に「ごめんなさい」と泣きながら謝ります。

しかし龍太の母は、二人が恋人同士であることに気付いていました。

それでも龍太の母は、相手が男でも女でも龍太が大事だと思う人ができたことが嬉しかったのです。

龍太の母は、浩輔の辛い過去も知り実の息子のように接するようになっていきます。

浩輔が「一緒に住もう」と同居を持ちかけますが、龍太の母は「お金はもういらない。生活保護が通って一人で暮らせるようになったから」と断ります。

やがて龍太の母はガンの症状が進み、次第に弱っていき入院。

浩輔は自身の母も病で弱っていく姿を見ていたので、龍太の母ももうあと幾ばくも無いことを悟ります。

そして龍太の母の最期を看取りました。

いろいろあったけど龍太や龍太の母と過ごした日々を思い出し、自分の母との日々も取り戻せたような充実感を味わっていました。

小説でも映画でも、この物語を読んだ人は涙が止まらなかったという人が多いです。

単なる同性愛者の話では終わらせない、心がえぐられるような気持ちが味わえます。

生々しい筆者の言葉で綴られた原作はこちらから購入できますよ。

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感想(2件)

映画『エゴイスト』のまとめ

今回は、映画『エゴイスト』の衝撃の結末 ネタバレ覚悟であらすじを紹介しました。

先に小説を読んでストーリーを知っていた人も、今回の映画で初めて知った人も映画のテーマである「愛」について、考えさせられた人も多いのではないでしょうか?

個人的には、恋人を想う気持ちや親が子を想う気持ち、子が親を想う気持ち、それぞれの愛のカタチがエゴというなら、この世の中の人はすべて「エゴイスト」になってしまうと感じます。

今回の映画『エゴイスト』を、結末までしっかり見てあなたなりの「愛」の在り方を考えてみてください。

ネタバレでしたが、おおまかなあらすじだけでも知って映画を観るのもさらに気持ちが盛り上がりますよ。

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