キリエのうたのネタバレ小説の最後は?映画のあらすじや夏彦のラストを原作を元に紹介
映画『キリエのうた』が、2023年10月13日ついに公開されます。
主演は、元BisHのアイナ・ジ・エンドさんです。身体の中から絞り出すような特徴的な歌声が今回の映画でも聞けるとあって、ファンの間で話題になっているのです。
それに伴って、映画のあらすじや最後を知りたがっているファンもいます。
というのも今回の映画は、原作が映画の監督も務めている岩井俊二さんの小説だからです。
今回は、映画『キリエのうた』のネタバレ覚悟で映画に登場する夏彦のラストがどうなるのか?を紹介していきます。
原作が小説なので、映画とどこか違いがあるのかも気になりますよね?ネタバレも含みますが、結末がどうなるのか?あらすじを見ていきます。
そして、ついに夏彦のラストが分かるかも・・・。
Contents
キリエのうたのネタバレ最後は?
ずっと楽しみにしている映画『キリエのうた』
— purple (@purple_wes) September 21, 2023
アイナ・ジ・エンドが主演で、広瀬すずが助演というすごいメンツ。
しかも監督はスワロウテイルの岩井俊二監督だ。
charaがスワロウテイルで一気に知名度を上げ、その映画内の音楽も名曲となっただけに、この映画もそうなるのだろうか。楽しみ。 pic.twitter.com/s5CKHG4xyz
試写会を観た方でも、「公開後また観たい」というほど引き込まれる内容になっています。
では、映画『キリエのうた』のネタバレとなる部分と最後もご紹介していきましょう。
キリエのうたのネタバレ
キリエ(アイナ・ジ・エンド)は住所不定の路上ミュージシャン。
彼女は実は歌うことでしか声を出せない。
それは、あの2011年3月に起きた東日本大震災がきっかけだった。
この災害でキリエは、最愛の姉・希がお腹に子を宿したまま亡くなったのだ。
キリエの姉の恋人は夏彦(松村北斗)お腹の子の父親だ。
希と夏彦は高校生のときから付き合っていて、妊娠させてしまったのだ。
妊娠を告げられたとき戸惑ったが、父親として育てていこうと決意していた矢先だった。
当時9歳だったキリエは助かったものの、このことがきっかけで話そうとしても声が出せず、しかし歌うと声は出せることに気付き歌うことがキリエの居場所になった。
夏彦はキリエの面倒を見ていましたが、児童相談所や警察の力でいつも一緒にいるということができなかった。
キリエのマネージャーを申し出たイッコ(広瀬すず)は、場末のスナックで働く母親のようにはなりたくないと夏彦の指導の下、大学受験しめでたく合格した。
しかし、親の事情で学費が払えなくなり結局母と同じような運命に。
キリエのマネージャーをしていたが、イッコは結婚詐欺で警察に追われる身で突如キリエの前から姿を消した。
あろうことかキリエもイッコの犯罪に加担していたのではないかと疑われ、身元保証人となっていた夏彦が呼び出される。
キリエは路上で弾き語りをしていたが、その歌声がYouTubeでも拡散され、フェスを開催するほどまでになっていた。
しかし、公園でのフェスだったために近隣から騒音でうるさいと苦情が出たため、フェスは中止に。
それでもキリエの歌声は、伝説のライブとして多くの若者の心に残った。
キリエの歌は、出会いと別れを繰り返してそれぞれの人生の13年間の賛歌となった物語でした。
キリエのうたの最後は?試写会を観た人の感想は?
映画『キリエのうた』の結末は、原作を読んだ方の感想を見てみましょう。
「終わり方は好き」だったり、「不完全燃焼でした」という方もいます。
しかし、これは原作小説での感想です。映画の結末ともなると、やはり動く映像の中では何かしらあるかもと期待してしまいますよね?
ここでは、映画『キリエのうた』の試写会を観た方の感想を集めてみました。
涙腺崩壊
何度も観たいと思う作品
生々しくもやさしい作品
アイナさんじゃないと
パズルのような構成の物語・・混乱しない
これはかなり楽しみになってきましたね。
夏彦のラストや映画のあらすじを小説の原作を元に紹介
映画に原作がある場合、ほとんどは原作の内容がベースになっています。
そこを映画という動く映像にすると時として、小説のように文章だけで完結できない「余白」のような空間が生まれることがあるでしょう。
ここでは、原作小説と映画での違いや原作小説をどのくらい元にしているのかを調査してみました。
キリエのうたのあらすじは原作との違いはあるか?
原作小説と映画『キリエのうた』に違いがあるとすれば、
小説の中にはいた人物が、映画の中ではいない
ということでしょうか。
その、小説にいて映画にいない人物とは?
その人物は、希:(キリエの姉)です。
通常は原作にはいなかった人物が、映画用につくられた人物として登場するキャラはありますが、この映画では逆になります。
希というキリエの姉は、夏彦の子をお腹に宿したまま東日本大震災で帰らぬ人になりました。
そのせいでキリエは、歌うことでしか声を出せなくなってしまった訳ですが、映画ではこのキリエの姉役の俳優が存在していないのです。
そうなると、その辺りを映画ではどのように描いているのか?非常に気になりますね。
アイナ・ジ・エンドさんが2役を演じているらしい。
小説と映画の大きな違いといえば、これに尽きるのではと考えられます。
キリエのうたの原作小説をどのくらい元にしてる?
前述したように原作がある映画の場合、ほとんどは原作のストーリーがベースになっています。
そうしないと「原作」の意味がなくなってしまうので、当然といえば当然でしょう。
しかし、文章だけの小説を動く映像の映画にした場合は、これも先に少し触れましたが、「余白」のような空間が生まれるのではと考えられます。
2時間(テレビ用)ないし3時間(映画館用)の放映時間があるからですね。
それによって、多少映画用にキャラクターが作られたり(この映画では逆でしたが)
ストーリーに少し原作にない内容が描かれる場合もなきにしもあらず。
しかし、ここからは執筆者である私の推測になりますが、この映画の監督岩井俊二さんは原作者でもあるのです。
そのため、小説と映画どちらにもキリエの姉役が存在していないこと以外は、ほとんど小説を元にしているとは考えられないでしょうか。
やはりそこは、原作者としてのプライドがあると思います。
2時間枠・3時間枠に納めないといけないにしても、丹精込めて描いた小説の味付けをそうそう変えて溜まるか!的な気持ちになるのではと感じるのです。
な・なるほど!それは大いによく分かります。
とにもかくにも、映画が公開されたらこの辺りが鮮明になるでしょう。
そうなると原作を読んでから映画を観た方が、スッキリするかもしれませんね。
ネタバレOKな方は、ぜひ原作読んでから比べてみてください。
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夏彦のラストって?
夏彦は、キリエの姉と高校から付き合い始め妊娠させてしまいます。
そして、子供ができたことを知らされた夏彦は困惑するのです。
高校生でありながら父親になるということに、どうしても現実味が持てなかったのでしょう。
しかし、実際子供が希のお腹には現実として宿っています。
人生の岐路に立たされた夏彦ですが、父親として子供を育てていこうと決意しました。
そんなある日、2011年3月に東日本大震災は起こってしまったのです。この災害で、キリエの姉・希とお腹に宿った子供は、行方不明に。
夏彦は、絶望の淵にいました。しかしどこか、少し「安堵」している自分にも気付いていた夏彦。
そんな自分に、いい知れぬ罪悪感を味わいます。
夏彦は、充てもなく希の行方を彷徨い探し続けました。
希の行方が分からぬまま、夏彦は一人生き残った希の妹・キリエの面倒をみます。しかし警察や児童館の保護で、ずっとは一緒にいられなかった夏彦。
夏彦はキリエの身元保証人になっていたのですが、キリエとの血縁関係がないことから引き離されていたのです。
そして、キリエは中学生になるまで「あおば子供の家」がある宮城県にいたことを知ります。
ところが、キリエのマネージャーをしていたイッコの結婚詐欺事件から夏彦とキリエは再開します。
そんな夏彦のラストは・・・。
夏彦、どうなるの?
キリエは、この時すでに路上ミュージシャンとして人気を集めておりフェスを開くほどになっていました。
イッコは例の事件の犯人として警察に追われているのでフェスに現れることはありませんでした。
しかし、最後に歌った歌が希やキリエ、夏彦、イッコそれぞれの人生の13年間を彷彿とさせる讃美歌のように流れた感動的なラスト・・・。
結局のところ、イッコの事件をきっかけに夏彦とキリエの関係がどのようになっていくか、そんなところが見どころになると思われます。
イッコの事件のラストは
恐らくイッコにとってのラストシーンと思われる情報が分かりました。
イッコのラストは、【刺される】です。
しかも、【刺されてもなお歩き続ける】らしいです。
たったこれだけの情報ですが、私はこんなふうに推測しました。
イッコは刺されながらも、フェスが行われているであろうキリエがいる場所に行こうと歩き続けた。
刺されても歩き続けたってことは、それしかないのではと思いました。
確かにあり得るわね。だってイッコはキリエのマネージャーを自分から申し出たんだもん。キリエのことが気になるはずだわ。
夏彦ラストは泣きながら吐露?
このシーンが夏彦のラストのシーンらしいです。
このシーンで夏彦は、泣きながら何かを吐露したという情報が見つかりました。
夏彦の決めた覚悟は、恐らくキリエの姉と身ごもっていた子供の父親になるということだと思います。
しかし最後のシーンで泣きながら気持ちを吐露したとは、どんなことを言ったのでしょう。
本当は父親になるのが怖かったとか?行方不明を知ったとき、彷徨い探し続けたけどどこかで安堵している自分にも気付いて罪悪感感じてたよね?
そうね、単に妹・キリエのことを好きになったとかそんなことじゃない気がするわね。
このツイートの中にある「贖罪(しょくざい)」という言葉。
意味は
犠牲や代償を捧げて罪をあがなうこと。
簡単にいえば、善行を尽くして罪を償うみたいな意味です。
しかし夏彦には、それすら与えられなかったとあります。
一体、何したの?
もしかしたらあらすじやネタバレにもできなかった、公表されていないストーリーが
映画の中では描かれているのかもと思いました。
これはもう映画を観て確かめるしかないですね。
ここで知ってしまうと、映画で観るラストがインパクトのないものになるのではと思います。
ぜひ、映画館で確かめてください。
キリエのうたのまとめ
今回は、映画『キリエのうた』の公開に先駆けまして、「早く結末が知りたい!」というネタバレOKな方のために、あらすじをご紹介しました。
原作は、今回の映画で監督も務める岩井俊二さんです。小説をどのように映画化したのかとても楽しみですね。
映画の登場人物である夏彦(松村北斗)さんの目を見張る演技力、そして、ラストもそれぞれの心に残る仕上がりになっているようですよ。
映画『キリエのうた』 を原作小説の段階で涙した人・ネタバレでも結末を知りたかった人・あらすじを読むうち夏彦のラストに釘付けになった人も。
2023年10月13日の公開を前に、原作を読める人は読んで楽しみにしていましょう。
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