人はなぜラブレターを書くのか(映画)は実話どこまで?結末をネタバレで予想してみた
落とした財布が届く、自動販売機があちこちに点在しているなど、安全大国と言われる事が多い日本ですが、その安全がどこまでも確約されているわけではないでしょう。
定刻通り出発すると海外の多くの方が驚かれる電車に関しても、前代未聞の被害者が出た尼崎市の福知山線脱線事故のように、どこまでも事故が皆無というわけではない事は周知に事実…。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】は、2000年3月8日に発生した営団地下鉄日比谷線中目黒駅構内列車脱線事故を基に、実話を描いた作品です。
実話を描く以上、結末はネタバレしているも同然と考える方もいるかもしれませんが、これは実話ではありますがのフィクション作品ではありません。
5人の方が亡くなるなど凄惨な事故でしたが、どこまで実話が描かれているのか、またどんな結末を迎えるのかが気になりますね。
そこで今回は、映画【人はなぜラブレターを書くのか】について、結末をネタバレ含めて調べてみました。
Contents
映画【人はなぜラブレターを書くのか】あらすじとキャストまとめ
✐『#人はなぜラブレターを書くのか 』
2026年4月17日(金)公開
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈2020年 1 通の手紙が奇跡を起こした
実話に基づく物語。その手紙は20年以上の時を経て
事故で亡くなった青年への想いを綴った
ラブレターだった―主演 #綾瀬はるか
監督・脚本・編集 #石井裕也 pic.twitter.com/pnljZeXYTy— 『人はなぜラブレターを書くのか』映画公式アカウント (@loveletter_mov) December 4, 2025
モデルとなっている方がいる以上、制作側のプレッシャーも凄いだろうね。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】のあらすじは?
定食屋を営む寺田ナズナ(綾瀬はるか)はが書いた手紙は、24年前、あの運命の日に途切れてしまった秘めた恋心を届けるためのものでした。
17歳だったナズナ(當真あみ)が恋したのは、通学電車で乗り合わせる高校生・富久信介(細田佳央太)です。
進学校に通いながら、プロボクサーを目指してジム通いしていた信介に助けて貰った事があるナズナは、膨らんだ恋心をラブレターに込めるも、人見知りな性格もあってか渡す事が出来ません。
そうして日々が過ぎゆくうち、あの日が来てしまいました。
運命の2,000年3月8日。
信介は、地下鉄の脱線事故に巻き込まれて命を落としてしまったのです。
自宅でそのニュースを知ったナズナは、毎日彼の姿を探します。どこかに信介がいるかもしれないと、乗る時間や車両を変えて探し続ける日々…しかし彼の姿はどこにもありません。
こうして、ナズナの恋は思いもよらぬ形で終わってしまったのでした。
そんな過去を持つナズナが、24年もの長きに渡る時間を経て信介への気持ちをしたためた手紙は、信介の父・富久隆治(佐藤浩市)のもとに届きます。。
自分の知らなかった息子の青春が書かれていた手紙は、隆治の心を大きく震わせました。
若くして息子を亡くした遺族にとって、ナズナの手紙は信介の確かな成長を知らせる奇跡のようなものだったのでしょう。
しかし、彼女はどうして24年も経ってから手紙を書いたのでしょうか?
そこには、誰も知らない24年前の真実がありました。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】のキャスト&スタッフまとめ
実話の映画化には大きなプレッシャーが伴います。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】のように、事故など人が亡くなっている場合は更に重圧がかかる事でしょう。
そんな、誰かの大切な思い出の具現化に挑んたキャスト・スタッフをまとめてみました。
物語の肝を担う青年・信介には、朝ドラ『あんぱん』での好演にてお茶の間を涙に沈めた細田佳央太さん。
在りし日の富久信介さんを、誠実に、そして魅力たっぷりに演じてくれるんだろうな。
そんな信介に恋する女子高生時代のナズナに當真あみさん、大人になり手紙を書くナズナには綾瀬はるかさんがキャスティングされています。
内気な性格で一生懸命書いたラブレターも渡せなかったナズナと、24年の月日を経て改めて手紙を書いたナズナ。
少女が大人になるその変化を、當真さんと綾瀬さんのお2人が丁寧に見せてくれるんだろうことが、予告映像からも伝わってきます。
また、脚本を読んで涙があふれたという綾瀬さんのコメントにも、この作品に注いだ真摯な気持ちが伝わってきますね。
その他、信介の父・隆治をベテラン俳優の佐藤浩市さん、ナズナの夫・寺田良一は妻夫木聡さん、信介が通っていたボクシングジムの先輩・川嶋勝重に菅田将暉さんが演じられます。
制作は【舟を編む】で日本アカデミー賞を受賞されるなど、様々な話題作を手掛けられている石井裕也監督が務められていますので、実際に起きた哀しい別れと奇跡のご縁が丁寧に、そして誠実に描かれている事でしょう。
キャスティングされているのは、観る人の心に寄り添う演技で観衆をぐっと惹きこんでくれる役者さんばかり。
公開日が待ち遠しいですね。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】は実話なの?結末をネタバレ調べ
映画『人はなぜラブレターを書くのか』。
これが実話だと知った瞬間、胸にくる重さが変わる。
言葉にしなければ届かない想い、書くことでしか残せなかった時間。
きっと涙は避けられません。静かに、確実に、心を持っていかれる作品だと思う。何としても観なければ。#人はなぜラブレターを書くのか… https://t.co/TuqDTX9PKA— 入江規佳 (@foulee2020) January 25, 2026
実際に被害にあわれた方の事を思うと、映画の結末をどうするか気になるね。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】の元ネタとなった実話とは?
映画【人はなぜラブレターを書くのか】は、2000年3月8日の午前9時1分に起きた地下鉄日比谷線脱線事故を元に制作されました。
これは、走行中の上り電車が中目黒駅付近の急カーブで脱輪し、5、6両目が下り電車に衝突して大破したことで、重軽傷者63名、死亡5名という凄惨な事故です。
その亡くなった5人のうちの1人が、映画【人はなぜラブレターを書くのか】の富久信介さん。
信介さんは、横浜の自宅から麻布高校に通いながらプロボクサーを目指す、正義感の強い青年でした。
そんな彼に恋心を寄せていたのが、毎朝同じ電車に乗り合わせていた女子高生・Aさんです。
脱線事故から20年がたった2020年4月、井上尚弥選手など世界王者を生み出した有名ジムの会長・大橋秀行さんのSNSにとあるメッセージが届きました。差出人は、Aさんです。
突然届いた見知らぬ女性からのメッセージでしたが、それは大橋会長の心を大きく揺さぶりました。
そこに綴られていたのが、かつての教え子・信介さんに宛てたラブレターだったからです。
普段は乗らない電車に、期末試験の日程の関係で乗ってしまった信介さん。
運命という言葉で片づけるには辛すぎる別れに、彼の名を冠した大会を創設するほど大切に思い続けてきた大橋会長は、そこに綴られているAさんと信介さんの姿に胸を熱くします。
同じ電車の同じ車両に乗り合わせていたAさんは、毎朝同じドアから乗り込んでくる信介さんに心惹かれ、痴漢から助けて貰った事もあったそうで
と書かれたそこには、同じ時代を生きた彼らの青春がありました。
恋心を秘めながら、毎朝同じ電車の同じ車両、同じドアから乗ってくる信介さんをAさんは楽しみに待っていたのでしょう。
そんな毎日が、あの一瞬の事故で奪われてしまいました。
事故の被害者の中に信介さんがいる事を知ったAさんは、それからも毎日『間違いであって欲しい』と願いながら彼の姿を探したんだそうです。
乗る電車を変えたり時間を変えたり、思いつく限りの方法で何度探しても、信介さんに会えない日々が重なるばかり…。何度泣いても2度と会えない現実を受け入れるのは、大人でも辛いものです。
大橋会長によって、Aさんからのメッセージを聞いた信介さんの両親・富久邦彦さん、節子さんもまた、嬉しさのあまり涙が止まりませんでした。
進学校に通って勉学に励むだけでなく、放課後はプロを目指してボクシングジムに通うというストイックな生活を送っていた息子に想いを寄せてくれる女性がいた、という事実がご両親の心の救いともなったのです。
互いの名前すらも分からぬまま、それでも毎朝同じ電車に乗るには息子も意識していただろうこと、その女の子を守ったことから、これは信介の初恋なんじゃないかという可能性に喜びを感じたのです。
不愛想でシャイな息子の長くなかった人生の中にも、誰かに恋する心があったかもしれない、その成長を感じさせてくれたAさんからのラブレターは、ご両親にとっては奇跡の贈り物だったことでしょう。
ご両親からの感謝の言葉に、Aさんもまた涙が止まらず、立っていられないほど泣いたとのことでした。
息子さんを育てるママとしても子育ての指針にしており、
と伝えるAさんにとって、今も信介さんはヒーローなんでしょうね。
手紙を書いたことが、Aさんの人生にとって良いターニングポイントとなっている事を祈るばかりです。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】の結末をネタバレで調べてみた
映画【人はなぜラブレターを書くのか】の結末は、原作もなくまだ公開前という事もあり分かりませんでした。
ただ、実際の出来事と映画に違いがいくつかある事は確かです。
実際に起きた日比谷線列車脱線事故からAさんのメッセージが届くまで、実際は20年のところ映画では24年に、またSNSのメッセージ機能で伝えたものが手紙に変わる他、ナズナと隆治が手紙を交わすようなシーンも見られました。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】は、石井監督が目にされた新聞記事に端を発しています。
事故の被害者宛てにラブレターが届いた、と報じたその内容に惹かれた石井監督が映画化に乗り出すのですが、どうしても分からなかった事が1つあるんだそうです。
それは、20年も経ってから手紙を書いた何故なのか、ということ。
この疑問を解消すべく、石井監督はAさんにも連絡を取って理由を聞いています。
しかしAさんの答えは明確でした。『理由は言いたくない』と。
新聞の取材にはお答えになったAさんですが、本名も住まいも全て明かされていません。
素性を明かしたくない、という彼女の思いをくみ取った石井監督は、自分なりのインスピレーションを映画にして良いかAさんに尋ねたんだそうです。
するとAさんからも『どうぞ』というお返事があり、映画【人はなぜラブレターを書くのか】が完成しました。
だからこそ、映画【人はなぜラブレターを書くのか】は、ノンフィクション作品とはうたっていないのでしょう。
石井監督が考えた結末とは、いったいどんなものなのでしょう。
映画タイトルが【人はなぜラブレターを書くのか】である以上、結末にはナズナが手紙を書いた理由が明かされるのではないかと思います。
作中では、ナズナの夫や信介の先輩ボクサーなどのキャラクターもいますので、彼らを含めた壮大な結果となるのでしょうか?
ナズナを演じられた綾瀬はるかさんが寄せられているコメントに『希望の映画』という言葉があります。
信介さんを含む、何の落ち度もない人々が巻き込まれた事故死を扱う悲しい作品ではありますが、結末はきっと、20年経っても彼を忘れなかったAさんが起こした奇跡の温かさに満ちている事を期待しましょう。
まとめ
昨日映画館行ったときに人はなぜラブレターを書くのかのチラシもらってきた
予告見て気になったので公開が楽しみです pic.twitter.com/seDzEDxW5n— すみひ@ジムニーシエラ乗り (@sumihito1701) January 24, 2026
今回は、映画【人はなぜラブレターを書くのか】について、どこまで実話を基にしているのか、結末をネタバレ覚悟で調べてみました。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】は、2000年3月8日に起きた営団地下鉄日比谷線中目黒駅構内列車脱線事故で亡くなった富久信介さん宛てのメッセージが届いたという実話を元に制作されています。
当時、彼に想いを寄せていたAさんが、当時の思い出を20年後にメッセージで送った事が、信介さんのご遺族や彼を知る方々の胸を打ったという新聞記事を読んだ石井監督が映画化したい、と考えた事がきっかけでした。
実際の物語である以上、結末はすでにネタバレしているも同然なわけですが、しかし今作はノンフィクション作品ではありません。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】を制作するにあたり、石井監督が疑問に思った事が
『なぜ20年も経ってから連絡したのか?』
という事である以上、物語の結末はこの疑問の解消に向いているのではないかと考えられます。
『どこまで実話を忠実に描くか』は実際の事故や事件を取り扱う以上とても大切な部分ではありますが、リアルなままではドキュメントとなってしまい、そこに救いを見出すのが難しい場合も少なくありません。
映画【人はなぜラブレターを書くのか】は『希望の映画』。亡くなった方と、その方を大切に思う人々が紡ぐ奇跡の物語だと思います。
公開は2026年4月17日です。
高校生同士の淡い恋心が迎える哀しい別れと、24年後の奇跡を見守ってみませんか?






