タイタニックの子供を寝かしつけるのも実話?悲しすぎるシーンという声が多数
映画『タイタニック』 は、1997年12月に公開された伝説ともいえる映画です。
公開後、25年(2023年6月現在)を経過した今、全編と後編に分けてテレビで放送されることになりました。
話題になっているのは、映画の中で登場した子供2人とそのお母さんの3人です。
この親子3人は、沈没するタイタニック号の船室の中で船から脱出することを諦め、子供を寝かしつけていたシーンがあります。
これは実話だったのか?と映画を観た人の間で話題になりました。
子供を連れてなぜ脱出しなかったのか?あまりに悲しくなる、悲しすぎると観た人の涙を誘っています。
今回は、映画『タイタニック』に登場した子供を寝かしつけていたシーンは実話だったのか?
悲しくなる・悲しすぎるこのシーンについて、実話かを探っていきます。
Contents
タイタニックの子供を寝かしつけるのも実話?
映画『タイタニック』は、20年以上経過した今でもまったく色あせることのない名大作映画となりました。
主演で若き日のレオナルド・ディカプリオと、恋に落ちる相手役のケイト・ウィンスレットは、ハマり役だったと思います。
2人にとっても、この映画は出世作になったことは間違いありません。
そんな映画『タイタニック』は実話を元に映画化されたもので、数々の名シーンがあります。
その中で特に観た人の涙を誘ったのが、2人の息子と娘を連れた母親のシーン。
今まさに沈みゆこうとしている船室で、母親はなんと幼い息子と娘に本を読み聞かせて寝かしつけようとしているのです。
親子のシーンには賛否も
船室の外では慌てふためく乗客の叫び声が響く中、母親は何事もなかったかのように息子と娘におとぎ話を読み聞かせています。
このシーンには、「あの母親は立派だ!」という声もあれば「私にはできない、理解できない」という声もあり賛否両論ありました。
母子は、一度は非難しようと救命ボートに乗るため幼い子供2人を連れて、船内を移動していたと思います。
しかし、状況的に「これでは助からない」と悟ったのかもしれません。
「おんな子どもは先に出ろ」といわれたのですが、親子は出なかったのです。
状況的に、ゲートを出ても三頭客室の自分たちが助かる確率が低いと母親は読んだのだと思います。
そして、せめて子供たちは怖がらせないように、いつものように本を読み聞かせて寝かしつけます
このシーンについて、SNS上ではさまざまな意見が出ました。
ここでは、主にtwitterで挙げられ印象的だったコメントを紹介しましょう。
このシーンを観れないといったお母さんは多かったようです。
やはり自分があの場にいたらと考えると、子供をみすみす死なせることは到底できないと誰もが思ったからでしょう。
子供を持つお母さんには、かなりきついシーンですよね。
タイタニックには、この親子だけでなく多くの子供を持つ乗客が子供とはぐれたりして亡くなっています。
泣かずに観られる人はいなかったでしょう。
特に日本人には、このシーンを観て「理解できない」という人は多かったようです。
正直、この映画は主役がかすむくらい自分なりの死を選んだ人たちのシーンが熱すぎました。
悲しすぎるシーンという声が多数
出典元:https://front-row.jp/_ct/17511087
沈みゆく船の中で、いつも通りおとぎ話を読み聞かせて子供を寝かしつけた母親。
多くの日本人は「理解できない」と考える人が多かったシーンでした。
しかし、明日目覚めないと分かっている子供たちを苦しませまいとした最後の母親の愛だったのではないでしょうか。
母親は敬虔なクリスチャン
欧米人はこの母親もそうですが、敬虔なクリスチャンが多いのです。
自分たちが助からないと悟ったときも、日本人なら誰もが絶望的になるでしょう。
欧米人で敬虔なクリスチャンなら、ほとんどの人が「この死は神が与えたもうたご加護」と捉えます。
つまり欧米人にとって「死」は、終わりではなく「運命」そして死は「喜び」「安堵」と捉えるのでしょう。
母が聞かせたおとぎ話の結末
映画の中でこの母親は子供たちに読み聞かせているとき、おとぎ話の結末をこんな形で聞かせています。
それから2人は幸せに300年も生き続けました・・・。
歳を取ることなく・・・。
ティル・ナ・ノーグの国で・・・。
私が思うに、この言葉は恐らく絵本には書かれていなかった文章だったのではと思いました。
母親は、怖くて恐ろしくて苦しかっただろうと思われます。
しかし、子供たちには不安や恐怖を味わうことなく安心して天国へ召されてほしいと思ったことの言葉だったのではと感じました。
寝かしつけ親子は悲劇の象徴だった
実際のところ、幼い子供2人を沈みゆく船室で寝かしつけていた母親のシーンは実話なのか?
これは、実際のところこの親子3人が実在していたかどうかは分かっていません。
一部、老夫婦がベッドで寄り添いながら死を待つシーンについては、この老夫婦は実在の人物だったことが分かっています。
親子3人については、実在の可能性もゼロではないかもしれません。
しかし、これはこのタイタニック号という当時、「絶対沈まない船」といわれた豪華客船が沈没するという悲劇を描いています。
その観点からおそらく親子3人については、この映画の悲劇を実感してもらうための象徴的な意味で存在したシーンではないかと推測できるでしょう。
仮にこの親子が実在していたとしても、沈みゆく船の中で絵本の読み聞かせをして寝かしつけていたかどうかまでは、わかり得ません。
実在したかどうかも分かっていないので、ここは本当にタイタニックの悲劇の象徴だったと思われます。
タイタニックのまとめ
今回は、映画『タイタニック』 で登場した幼い子供2人を沈みゆく船室で寝かしつけていた親子のシーンが実話だったのか?について紹介してきました。
残念ながら、この親子3人が実在していたかはわかっていませんが、あまりに悲しくなるシーンで、子供がいる日本のお母さんたちからは悲しすぎるシーンとして、反響を呼んでいます。
子供を寝かしつける母親という一見、日常的な場面が沈没する船の一室で行われていたらと思うと、まさに悲しくなる人は多かったでしょう。
映画『タイタニック』の悲劇を象徴するシーンだったという説が今のところ有力のようです。
逆にこういったシーンがあったから、この映画は語り継がれる伝説になったのでしょう。
実話であったかどうかよりも、悲しすぎるストーリーが2023年6月ふたたび蘇ります。