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君の名は。が伝えたいことは?一言で言うと結局どういうことなの?

君の名は。 伝えたいこと 一言で言うと 結局 どういうこと
Shie
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社会現象を巻き起こした名作「君の名は。」、ご覧になった方も多いのではないでしょうか!

今回は、映画「君の名は。」で伝えたいことは何か?一言で言うと結局どういうことなのか?を考察していきたいと思います。

田舎に住む少女と都会に住む少年が入れ替わり、最終的に2人が協力して人々を災害から救うという物語。

この物語がもっとも伝えたかったことは何か?

新海誠監督が映画「君の名は。」で言いたかったことは一言で言うと結局どういうことだったのか?

たくさんある考察のうちのひとつとして読んでいただき、「君の名は。」という作品をより深く鑑賞できる手助けになればいいなと思います!

 

【君の名は。】が伝えたいこととは?


映画「君の名は。」で伝えたいこと…それは、「運命の人はいる」ということ。

この映画は「時空を超えた究極のラブストーリー」であり、「運命の人は最初から定められていて、どんな困難があっても巡り会うことができる」ということを伝えたいのではないでしょうか。

ストーリーに沿って考察していきたいと思います!

 

三葉の涙と髪を切った意味

 

入れ替わる日々を重ねるうち、三葉は瀧に特別な想いを抱くようになっていました。

瀧のアルバイト先で憧れの奥寺先輩と仲良くなった三葉は、瀧と先輩のデートをセッティングします。

本当は自分が入れ替わっているときにデートをしたかった三葉ですが、入れ替わらなかったために瀧と先輩がデートすることに。

そのときふと涙を流す三葉。

この後、三葉は元気がなくなり長かった髪をバッサリと切ります。

それを見た友人のてっしーは「やっぱ男関係なんかな。失恋とか?」と勘繰りますが、あながち的外れではないような気がします。

 

彗星が落ちる前の日、三葉は東京の瀧のところに会いに行きます。

都会の喧騒の中で瀧を探す三葉。

「会えっこない。でも、確かなことがひとつだけある私たちは、会えば絶対、すぐにわかる。私に入ってたのは君なんだって。君に入ってたのは、私なんだって」

三葉は、瀧をかけがえのない存在として大切に思っているのです。

 

瀧の想い

 

一方、瀧も三葉のことを好きになっていきます。

奥寺先輩とのデートが終わった後から三葉と連絡が取れなくなり、入れ替わりもなくなってしまいました。

糸守町のことが気になってスケッチを描きながら日々を過ごしていましたが、3週間ほどたったある日、瀧は三葉に会いに行くことを決心します。

瀧の中で三葉の存在が大きくなっていたのですね。

糸守で口噛み酒を飲み、一瞬だけ会うことができた2人。

このときの瀧の言葉です。

「言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても、俺が必ずもう一度会いに行くって」

大事な人忘れたくない人忘れちゃだめな人

三葉への強い思いがひしひしと伝わってきますね。

 

また、瀧は3年前に三葉からもらった組紐をずっとつけています。

もらったときはまだ三葉の存在を知る前でしたが、心のどこかで「三葉は大切な人」なのだとわかっていたのでしょう。

そして糸守で真実を知り、三葉が3年前に亡くなっていることを知っても諦めなかった瀧の想いが災害から三葉を救い、未来で2人は巡り合うことができたのです。

 

赤い組紐

「君の名は。」でキーアイテムとなっているのが赤い組紐。

宮水家でずっと紡がれ続けている組紐について三葉の祖母一葉はこう言っています。

「わしらの作る組紐も神様の技、時間の流れそのものを表しとる。より集まって形を作り、ねじれて絡まって、時には戻って途切れ、また繋がり。それが結び。それが時間」

時間の流れはねじれたり途切れたりするが、また繋がる。

瀧は三葉からもらった赤い組紐を3年間ずっと大切に身に着けていました。

千切れたり汚れたりせずに大切にされてきた赤い組紐は、三葉と瀧を結ぶ「運命の赤い糸」のようでもあります。

 

新海誠監督が【君の名は。】に込めた思い

 

新海監督が映画「君の名は。」に込めた思いとは?

映画情報サイト「シネマトゥデイ」でのインタビュー記事と、2017年3月放送のTBS「3・11 7年目の真実」よりご紹介していきます!

 

「本当に描きたかったのは、思春期の2人のドラマ」

新海監督は、2016年9月の「シネマトゥデイ」のインタビューでこう言っています。

「入れ替わりもの」の形を取っていますが、実は本当に描きたかったのは、お互いに手を伸ばしあう思春期の二人のドラマでした

シネマトゥデイより

また、この物語が生まれるきっかけは?との問いにこのように答えています。

物語の種みたいなものは、Z会の「クロスロード」というCMです。あれも東京と地方に離れた男の子と女の子の物語だったんです。(中略)人生には出会うべき相手がいるというテーマ、つまり「運命の人って、いるんだよ」ということですよね。それを、もう少し長い物語で描きたいと思ったのが最初のきっかけです

シネマトゥデイより

新海監督が描きたかったのは「運命の人はいる」というテーマだったのですね。

 

東日本大震災との繋がり

また、新海監督は東日本大震災との繋がりについても語っています。

2017年3月にTBSで放送された「3・11 7年目の真実」では

「君の名は。」という映画の起点、最初の出発点は、2011年に訪れた閖上、名取だったんです

TBS「3・11 7年目の真実」より

 

自分があの日ここにいたという世界は十分にありえた。(中略)「もしも自分があなただったら」という入れ代わりの映画を作ろう、というふうに思った

TBS「3・11 7年目の真実」より

 

「君の名は。」は、強い思いで、何かを取り戻す映画にしたかった

TBS「3・11 7年目の真実」より

被災地となった宮城県名取市の閖上の様子を見て、「自分がここにいたかもしれない」と思ったという新海監督。

「君の名は。」は、そこに救いを求める映画にしたかったと語っています。

また、三葉の幼馴染で親友のさやちんは「名取」という苗字ですね。

ここにも、もしかしたら新海監督の思いが込められていたのかもしれません。

 

【君の名は。】を一言で言うと結局どういうこと?

結局、「君の名は。」という作品を一言で言うとどういうことなのか…

それは「究極のラブストーリー」である、ということ。

出会うはずのない2人が運命の赤い糸に導かれ出会い、その後たとえ記憶から消えても心のどこかで強く惹かれ合って、再び出会うことができた。

そのテーマの下敷きに、災害からの救出という新海監督の深い思いがあったのではないでしょうか。

 

まとめ

映画「君の名は。」が伝えたいことは何だったのか?一言で言うと結局どういうことなのか?を考察してきました!

また、新海監督がこの映画に込めた思いもご紹介しました。

この映画が伝えたいことは、「運命の人はいる」ということ。

出会うべき相手とはどんな困難があっても巡り会うことができる。

そういうことを伝えたかったのではないかと思います。

新海監督は「君の名は。」で、「お互いに手を伸ばし合う思春期の2人のドラマ」を描きたかった。

そして東日本大震災の被災地を見て、災害から「何かを取り戻す映画にしたかった」と語っています。

映画「君の名は。」は、一言で言うと結局どういうことなのか。

それは、災害さえも救う力を持つ「究極のラブストーリー」なのではないでしょうか。

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