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シャイロックの子供たちの西木は生きてる?真相や真犯人の可能性も考察

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Nishi

池井戸潤さん原作の映画「シャイロックの子供たち」が2023年2月17日にいよいよ公開です!

今回は「シャイロックの子供たち」の西木は生きているのか?真相や真犯人は?黒幕は誰なのか?について、原作をもとに考察していきます。

 

銀行を舞台に起きた現金紛失事件。

真相を探る西木は、ある事実にたどりつきます。

しかしその背景には、もっと大きな闇が広がっていたのです…!

 

原作では、この西木という行員が失踪します。

殺されたのでは?という疑惑が持ち上がりますが本当に西木は死んだのでしょうか?

結末がとても気になりますよね!

 

この記事では、西木は生きてる?事件の真相や真犯人は?について、小説「シャイロックの子供たち」を元に考察していきたいと思います。

黒幕はいったい誰なのでしょうか?

ぜひ最後までご覧くださいね!

 

【シャイロックの子供たち】あらすじ

“シャイロック”とは何のことでしょうか?

これは、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」に登場する強欲な金貸しの名前です。

ここに登場する銀行員たちを、強欲な金貸しの魂を受け継ぐ「子供たち」と表現しているのかもしれませんね。

 

まずは原作のあらすじをご紹介していきます。

原作ではたくさんの登場人物がさまざまな人間模様を繰り広げますが、今回は映画のキャストに関係がありそうな部分だけをピックアップします!

 

現金紛失事件が起こる

メガバンクである東京第一銀行の、長原支店。

ある日、現金100万円が紛失する事件が起きます。

店をあげての大捜索が行われますが現金は見つからず、北川愛理のバッグから帯封(現金を束ねる帯状の紙)が見つかりました。

愛理は疑われますが、営業課課長代理で愛理の直属の上司である西木雅博がその疑いを晴らしてくれます。

出世の見込みもなく普段はへらへらしている西木ですが、仕事はきちんとしており部下からの信頼も厚い人物。

西木は現金を盗んだ犯人を探し出すと言って単独捜査を始めました。

 

後日、愛理は西木から「現金が出てきた」と言われます。

でも犯人はわからないままで、愛理は腑に落ちません。

 

引き続き単独捜査を進めていた西木によって、帯封を愛理のバッグに入れた人物が判明しました。

愛理の恋人である三木哲夫が以前付き合っていた、半田麻紀の仕業だったのです。

やまこ
やまこ
愛理ちゃんの無実が証明されてよかった!

それにしても嫉妬心というのは怖いね。

 

西木の失踪

見つかったという現金は、支店長の九条馨、副支店長の古川一夫をはじめ上役たちのポケットマネーから補填されたものでした。

銀行では絶対にやってはならない行為です。

しかし100万円がなくなってそれが見つからないとなれば、それはそれで支店の評価を下げることに繋がります。

九条や古川は自分たちの出世のために必死なのでした。

 

西木は雑誌の付録についてきた指紋採取キットで現金を盗んだ犯人を探すと息巻いていました。

指紋を照合しているうちに、何かを掴んだ西木。

ある人物を呼び出し、盗んだ100万円はどうしたのかと問い詰めます。

その後、突然西木は姿を消すのでしたーー。

 

ここで西木の過去が語られます。

中小企業融資をやりたくて銀行マンになった西木。

能力があり上々の成績を上げるのだが、ある配属先でウマの合わない支店長から嫌がらせを受け、その結果信用事故を起こしてしまう。

それ以来西木は出世コースから外れ、希望の中小企業融資にも配属されなくなった。

 

ある日、長原支店に本部の検査が入り、検査部首班(次長)の黒田道春によって、支店長たちが自腹で100万円を補填したことがバレてしまいます。

本部に報告すると言う黒田を支店長の九条が説得し補填の件は葬られました。

九条はかつて黒田がおこなった不正を知っていて、それをネタに黒田を脅したのでした。

やまこ
やまこ
黒田がどんな不正をしたのか気になる!

映画ではどんなふうに描かれるのか楽しみだな。

 

現金紛失事件の犯人

融資課の新人である田端洋司は、この職場にうんざりしていました。

田端は愛理の頼みで江島工業という取引先に届け物をしに行きます。

この取引先は業務課課長代理の滝野真の担当です。

滝野は新規取引工作担当でエースと呼ばれる人物。

ぱっとしない長原支店の中で業績を上げまくる頼りになる存在です。

 

本社とされる場所に行った田端でしたが、そこは古ぼけたマンションの一室でした。

しかも中には誰もいません。

田端はこのことを愛理に報告し2人で調べてみると、江島工業は幽霊会社で、滝野がこの会社を使って架空融資を行ったことが判明します。

 

滝野は赤坂支店時代の取引相手である石本浩一と癒着しており、石本から持ち掛けられた架空融資の話に乗ってしまったのでした。

あとで回収できるからと実在しない江島工業という会社に5億円の融資を行いますが、資金を回収できなかったのです。

利息分も払えなくなった石本のために、滝野が利息の100万円を盗んだというのが現金紛失事件の真相でした。

 

滝野は逮捕され、架空融資と西木殺害を供述。

西木が「100万円はどうした?」と詰め寄った相手は滝野だったのですね。

真相を知られてしまった滝野は石本に相談し、口封じのために石本が西木を殺したということでした。

その石本は行方をくらましており、滝野は直接殺害に関わっていないため遺体の場所はわかりません。

やまこ
やまこ

原作では滝野の心情が丁寧に描かれているよ。

滝野は悪いことをしたけど、ちょっとかわいそうになったよ

 

西木の意外な事実

西木殺害という供述を受け、パートの河野晴子は私物を返すため西木が住んでいた社宅へ行きますが、留守だったので同じ社宅の高橋さんに荷物を預けることになりました。

そこで晴子は高橋さんから意外な事実を聞きます。

西木はここ1年ほど家族と別居しており、この社宅には西木が1人で住んでいた。

西木は兄が経営する会社の連帯保証人になっている。

その会社は倒産しそうで、多額の負債を西木が負うことになるかもしれない。

 

後日、晴子は上司から赤坂支店に行って滝野と石本の取引きに関する書類をコピーしてきてほしいと頼まれます。

そこで晴子は西木に関する新たな事実を発見します。

10年以上前、赤坂支店で石本の会社と新規取引きを始めたのは西木だったのです。

 

長原支店に戻り、晴子はこのことを愛理に相談しました。

「西木は生きているのではないか」と晴子は言います。

 

その後、西木の遺体と架空融資された資金は見つかっていませんーー。(完)

やまこ
やまこ
この事実はいったい何を意味してるんだろう?

真相が気になる!

 

【シャイロックの子供たち】西木は生きてる?


殺されたはずの西木は、実は生きているのではないでしょうか。

小説「シャイロックの子供たち」から考察していきます!

 

鍵となるのは河野晴子の言葉です。

西木が石本と繋がっていたことを知った晴子は、架空融資はすべて西木が仕組んだことで、西木は他人になりすまし今もどこかで生きているのではないかと愛理に言います。

 

西木はデスクマットに家族みんなで撮った幸せそうな家族写真を挟んでいました。

それを知っている愛理は晴子に「そんなことをしたら大切な家族に会えなくなる。できるのかな、そんなこと。」と言います。

銀行員の夫が自殺したという過去を持つ晴子は「会えないのと会わないのは違う」と言います。

死んでしまえばもう絶対に会うことはできないが、生きていさえすればいつかどこかで会うことができる。

西木はその僅かな望みに賭けたのではないか、と晴子は思ったのです。

 

小説の最後に登場する河野晴子のこの言葉には重要な意味があります。

晴子を未亡人にしたという設定にも作者の意図があるような気がするのです。

 

晴子の推測どおり、西木は自分が死んだことにして他人になりすまし、実は生きているのではないかと考えます!

 

【シャイロックの子供たち】真相と真犯人を考察!


ではいよいよ、この一連の事件の真相と真犯人を考察していきます。

 

真犯人は西木

先ほどの章の内容からもおわかりかと思いますが、架空融資により5億円を奪った真犯人は西木です。

真犯人を西木とする理由は3つあります。

 

西木が真犯人の理由①:銀行への恨み

西木は中小企業融資をやりたいという夢を持って銀行に入りました。

ところが上司からの理不尽な嫌がらせによって大きなミスをすることになり、その夢が断たれてしまいます。

銀行では上司の言うことは絶対という考え方が根付いていました。

銀行のそういった悪慣習により自分の未来が変わってしまったのですから、西木が銀行に恨みを持って5億円を奪ったとしても不思議ではありません。

 

西木が真犯人の理由②:莫大な負債を被る

西木は兄の会社の連帯保証人になっていました。

結果的に兄の会社は倒産し、西木が被った負債額は10億円となりました。

西木はまとまったお金が必要でしたし、自分が死んだことにすればその負債からも逃げることができます。

この計画はまさに一石二鳥だったと言えるでしょう。

 

西木が真犯人の理由③:石本と新規契約したのは西木だった

赤坂支店で石本の新規契約を取ったのは西木でした。

西木は石本の狡猾な性格を知り、利用できると考えたのではないでしょうか。

そして石本をそそのかし、架空融資の計画を実行に移していったのでしょう。

滝野が利用されていることも100万円がどうして盗まれたのかもすべて知っていたのですね。

西木、怖いです…。

 

では次に、事件の真相を考察します!

 

架空融資の真相とは


石本と以前から繋がりのあった西木は、石本に滝野を利用させようと考えました。

滝野が架空融資を行い利息分の100万円を盗んだところで西木は滝野を呼び出し、お前が犯人だろうと迫ります。

慌てた滝野が石本に連絡、石本は滝野に「西木を殺した」と言い西木は姿を消します。

西木と石本は繋がっているので当然これは全部ウソ。

まんまと5億円をせしめて石本にいくらか渡し高飛びさせます。

もしくは石本を殺害したのかもしれません。

そこまで悪人かな?とも思いますが、未来ある人材だった滝野を刑務所送りにしたのですからそのくらいはやりそうな気もします。

そして自分は死んだことにして他人になりすまし、連帯保証人の負債から逃げます。

銀行は5億円の損失を出し、銀行への復讐も遂げることができたというわけです。

 

これが事件の真相です!

西木はとても頭がよく、冷徹な人間なのではないでしょうか。

私は、西木の本当の目的は金ではなく銀行への復讐なのではと考えています。

 

【シャイロックの子供たち】映画ではどうなる?


以上が小説から考察した事件の真相です!

では映画はどのようなストーリーになるのでしょうか。

映画でのキャストをご紹介するとともにストーリーも予想してみました!

 

映画「シャイロックの子供たち」のキャスト


西木雅博【役:阿部サダヲ】営業課お客様係の課長代理

北川愛理【役:上戸彩】営業課所属で西木の部下

田端洋司【役:玉森裕太】お客様二課所属で愛理の後輩

滝野真【役:佐藤隆太】お客様一課所属

九条馨【役:柳葉敏郎】支店長。出世欲が強い

古川一夫【役:杉本哲太】副支店長。パワハラ上司

黒田道春【役:佐々木蔵之介】本部の検査部次長

石本浩一【役:橋爪功】東京第一銀行の取引先

沢崎肇【役:江本明】謎の男

 

主役の阿部サダヲさんをはじめ、個性あふれる実力派俳優陣が勢ぞろいですね!

どんな演技が見られるのか期待が高まります♪

 

映画「シャイロックの子供たち」のストーリーを予想!


映画「シャイロックの子供たち」は、原作とも、WOWOWで放送されたドラマとも違う完全オリジナルストーリーです。

 

メガバンクである東京第一銀行から10億円が消えたという事件の真相を、西木、愛理、田端の3人が探ります。

映画のストーリーでは西木は失踪しないのでは?と思っています。

失踪してしまうと主役の阿部サダヲさんがほとんど出てこなくなってしまいますからね。

ほかにも、原作には出てこない沢崎肇という謎の男も物語のカギを握っているのでは?と思っています。

 

西木がたどり着く真相がとても気になります!

どんな映画になるのか楽しみですね♪

 

まとめ

「シャイロックの子供たち」の西木は生きてるのか、真相や真犯人、事件の黒幕を、原作小説を元に考察してきました!

 

現金紛失事件の犯人は業務課のエース滝野でしたが、滝野は利用されていただけで真犯人は西木だったと結論づけました。

100万円紛失の裏には架空融資という事実があって、その黒幕は西木です。

西木は自分が殺されたことにして他人になりすまし、10億という連帯保証人の負債から逃れました。

そして架空融資で得たお金を手にいまも生きているというのが一連の事件の真相です。

西木は大金を手にすることができましたが、本当の目的は自分の未来を潰した銀行への復讐だったのではないかと思いました。

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感想(20件)

映画は完全オリジナルストーリーということで原作とは少し違う展開になりそうですね。

個性的な実力派俳優陣をキャストに迎えた今回の映画「シャイロックの子供たち」。

阿部サダヲさん演じる西木がたどり着く真相とは何なのか…映画の公開がとても楽しみです!

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