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時には懺悔を の原作あらすじをネタバレで紹介!結末が映画も同じか予想してみた

kuroneco
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映画【告白】や【嫌われ松子の一生】など、独特の感性で物語の深みを表現する中島哲也監督の新作映画【時には懺悔を】が、8月28日に公開されます。

これは、小説家・打海文三さんが1994年に刊行された同名小説を原作とした映画です。

他殺体で見つかった同僚の死の真相を追う探偵ものかと思いきや、障がい児が絡む誘拐事件に繋がるあらすじとなっており、その結末には

女性
女性
自分が無意識のうちに持っている考えを変えるインパクトがあった。
男性
男性
探偵が出てくる推理ものかと思っていたが、本質は家族の物語だった。この違いはネタバレで知っておいた方が混乱しないかもしれない。

などの感想を述べる読者が多かったようです。

原作は今から約30年も昔のものですので、少々古さを感じる方もいるようですが、2026年令和の今映画化されるという事は、小説『時には懺悔を』では時代が変わっても決して消える事の無い家族愛が描かれているという事なのでしょう。

そこで今回は映画【時には懺悔を】について、原作を調べる事であらすじとその結末をネタバレでまとめてみました。

 

重厚ミステリー【時には懺悔を】が遂に映画化!あらすじとキャストまとめ

やまこ
やまこ
亡くなった探偵が調査していたのは、障がいを持つ子供だった…。誰が探偵に依頼したんだろう?

 

映画【時には懺悔を】のあらすじ

『死んだほうがマシ』とまで言われるほどのクズ男だった探偵・米本(佐藤二郎)が、他殺体で発見されました。

その死の真相を追う事になったのは、米本の元同僚・佐竹(西島秀俊)と、助手として修業中の中野聡子(満島ひかり)です。

米本の足取りを追ううち、彼らは新生児誘拐事件に辿り着きます。

9年前に誘拐された重篤な障がいを持つ赤ん坊を追っていた米本。

その時の子供が、明野(宮藤官九郎)という男と暮らしている事まで突き止めていた米本でしたが、その調査の最中に命を落としたようなのです。

米本の足跡を追う事で、新の存在を知った佐竹と聡子は、秋野の生活を知るにつれ彼らの関係に少しずつ心を動かされていきます。

映画【時には懺悔を】では、家族から逃げた男や子を生きる糧にした男、産んだ子を愛せない女など様々な過去を背負った大人たちが登場し、寝たきりの状態で存在全てを介助して貰わないと生きていけない新を中心に人生を変化させていく物語です。

 

映画【時には懺悔を】のキャラクター説明と主役級のキャスティングまとめ

映画【時には懺悔を】には、日本映画界の至宝と言って良い役者ばかりがキャスティングされています。

主人公・佐竹には、中島監督と初タッグを組む西島秀俊さん

元々は大手の探偵事務所に所属していた佐竹ですが、彼の過去にも障がい児が絡んでいます。妻役の柴咲コウさんとの間に生まれたのが障碍児であり、またその子を失くしているという過去を抱えて生きてきました。

そんな佐竹と共に事件の真相を追う中野聡子役には、乱高下する感情表現が巧みな女優・満島ひかりさんです。

探偵スクール出身の見習い探偵である中野ですが、観察力に優れ、また行動力も兼ね備えたキャラクターとなってます。

やまこ
やまこ
西島さんと満島さんの組み合わせも楽しみだけど、米本役を映画【爆弾】での印象も強い佐藤二朗さんが演じられているのも凄く期待大だね!
りと
りと
佐藤二朗さんは、どんな役を演じてもインパクトの強い役者さんですもんね。

殺害されてしまうキャラではありますが、米本をどんな風に演じて下さるのか気になるところです。

佐竹に米本事件の真相を追うように言った寺西役には、映画【渇き】や【パコと魔法の絵本】で中島監督と組んだ実績のある役所広司さんがキャスティングされました。

寺西は佐竹の元上司という立場ですが、彼が事務所を辞めた後も気にかけており、探偵スクールの代理教官を依頼したりと付き合いが続いている良き理解者ポジションのキャラです。

新役には、実際に重度障がい児童でもある少年がキャスティングされています。これは、かなり意欲的、というか革新的な配役ではないかと思われます。

重度ともなると、基礎障がいの他にも免疫力の問題を抱える事も多く、様々な感染症対策が必要な事も多いです。

『ちょっとそこまで』のお出掛けにも気を遣う事が大前提の重度障がい児、その子をキャスティングするハードルの高さに怯まなかった制作陣と、演じた少年、そしてそのご家族の覚悟を強く感じます。

新と暮らし彼の全てを支える明野には、実力派の脚本家でありながら、役者としても唯一無二の存在感を示す宮藤官九郎さん。

元コックという経歴を持つ明野は、寡黙な男ではありますが新に向ける愛情には全く嘘がありません。

日々の全て、人生すらも傾けて新と暮らす明野の姿は、佐竹や聡子の心を大きく動かすのですが、彼の過去は決して許されるものでは無いでしょう。

新は誘拐された子供、という事は本当の両親がいるわけで…新の母・民恵を演じるのは黒木華さんです。

障がいを抱えて生まれてきた新を愛せなかった母親、という難しい役どころですが、静かな演技の中に深みと激情を表現する黒木さんですから、綺麗ごとではない家族の複雑な感情を見せてくれる事でしょう。

りと
りと
その他にも片岡鶴太郎さんや塚本晋也さん、毎熊克哉さんなど実力派ばかりがキャスティングされている映画【時には懺悔を】には、中島監督の並々ならぬ熱意を感じますね。
やまこ
やまこ
ずっと映画にしたいと思っていた中島監督が、亡くなられた打海さんのご遺族に会って映画化の許可を貰ったんだよね。
りと
りと
打海さんのご子息もまた、作中の新と同じ二分脊椎症だったという事で、リアルな家族の生活を伺ってから脚本に取り組まれたとのこと。

中島監督の強い思いを感じる映画、それが【時には懺悔を】なのです。

 

映画【時には懺悔を】を原作からネタバレ!結末も予想してみた

やまこ
やまこ
誘拐事件の末の子供がどうなっているのかに着目した作品ってあまり多くない気がする…。

映画【時には懺悔を】の結末がどうなるか気になるね。

 

映画【時には懺悔を】の原作を調べてネタバレまとめ

りと
りと
打海文三さんの小説『時には懺悔を』は、誘拐事件というミステリーを扱いながらも、その軸を担うのは『過ちを抱えた人たちの生き様』です。
やまこ
やまこ
みんな過ちを抱えている…まぁ生きていれば後悔する事の1つや2つあるか…。
りと
りと
そうですね。後悔の大小はあるでしょうが…。

この物語のキャラクターたちは、誰かと共有する事も出来ずに抱え続けてきた罪を背負っています。

佐竹(西島秀俊)の元同僚・米本(佐藤二郎)が亡くなる前に追っていたのは、9年前に誘拐された重度障がい児・新の現在でした。

米本に依頼したのは新の母・民恵(黒木華)です。

重度障がいを持って生まれた息子の育児に疲れ果て、加えて夫との関係も崩れていた民恵にとって新は大きな重責となっていましたが、誘拐された我が子を想わない日はなかったでしょう。

民恵からの依頼で新の行方を追っていた米本は、彼の現在を突き止めたところで殺害された様です。

新を誘拐したのは、当時子供を強く望んでいた秋野夫妻でした。

彼らが新を誘拐したのは突発的な行動で、そこに計画性などはありませんでしたが、欲しくてほしくてたまらなかった子供。たとえそれが他人の子供でも!と行動に移してしまった事は重罪に違いありません。

しかし、彼らが罪を犯して得た子供は障がいを持っていて、秋野夫妻は知る由もありませんが、新の障がいは実の母ですら持て余すほど重たいもの。当然、他人である秋野夫妻にとってもショッキングな事でした。

やまこ
やまこ
しかも盗んできた子供だもんね。その子に障碍があると知った時の秋野夫妻の反応が気になるわ。
りと
りと
そうはいっても、秋野夫妻は新の育児を放棄する事なく、愛情を持って子育てに励みます。

生育途中彼らは離婚してしまいますが、秋野の元を去った妻もまた新を愛していたのです。

妻がいなくなり完全なワンオペ介護、育児が始まった秋野(宮藤官九郎)ですが、彼は新を手放すことはせず、献身的に息子を支えます。

ずっと寝たきり状態の新ですから、食事や排せつの他、床ずれを防止するための体位変換など、秋野に休む暇などないでしょう。

それでも、新を見つめる秋野の目には愛が溢れています。

寝たきりの新を連れて出るのは、かなり大変なこと…それは想像に難くないのに、それでも秋野は新を連れて海にも出かけるのです。

そんな2人の生活が、とても愛おしいものであることに間違いはありません。

しかしそのスタートは『誘拐』、つまり犯罪であることは事実なわけで、そう考えると彼らの始まり自体が間違いである、とも言えてしまうんですよね。

だからこそ、実の息子を失った民恵がその行方を米本に依頼したわけですから…。

ところが、その誘拐事件を追う中で米本は命を落とす事になり、またこの殺害事件が物語の冒頭部分になるのですが、小説では米本殺害事件真犯人への詳細な追及はありません

りと
りと
新の父、つまり民恵の夫の愛人が事件に絡んでいるかもしれな、というような描写はあるのですが。
やまこ
やまこ
愛人…‼民恵さんが必死に新の介護育児をしていたってのに!

新が誘拐された子供である事実は変えられませんが、居なくなってしまった息子の行方を捜したかった民恵の愛情も、重度障がいを持つ新を慈しんで育ててきた秋野の愛もまた本当の事。

ここに嘘がない事がある意味哀しくもあり、多くの方が自分の中の正義や倫理を考えるポイントとなっているのではないでしょうか?

実の母ですら現実逃避したくなるほどの重い障がいを持った子供に対し、血の繋がらない秋野の献身的な介護は佐竹たちの心をも強く打ちました。

物語の結末は、新を想う気持ちが彼の周囲を取り囲む様なラストを迎えます。

佐竹は秋野の罪を暴くことも、米本の死の真相に迫る事もせず、民恵もまた海に来ている秋野と新の姿を遠くから見つめ、涙を流すのでした。

 

映画【時には懺悔を】の結末は原作と同じか大予想!

小説【時には懺悔を】の結末では、米本を刺殺した犯人を追い詰めるわけでも、新を民恵のもとに返すわけでも、秋野を警察に突き出すわけでもありません。

そのどれをすることもなく、秋野のほか佐竹たちもまた新を見守って終わるようなラストで終わります。

では映画【時には懺悔を】ではどうでしょうか?

公開されている映像やネタバレを追う限り、原作とそう大きな違いはないように感じます。

ラストは海に出掛けた秋野と新、そこへ民恵が偶然やってくる、という原作と同じような流れになり、民恵が秋野をなじったり、秋野が民恵に謝罪するシーンなどもないようなのです。

物語の冒頭は『探偵が殺された』とミステリー色強めにスタートしましたが、しかし小説『時には懺悔を』が本当に描きたかったのは『家族愛』なのではないでしょうか?

原作を読まれた方々の感想にも

男性
男性
ただのミステリー作品ではない。まさか推理小説でこんなにも障がい児育児について考えさせられることになるとは…。新を重荷に感じる母親を責める事は出来ないと思った。
女性
女性
健常児であっても大変な育児。それが24時間目が離せない障がい児となるとその苦労は想像を絶する。秋野の行動は絶対に許される事ではないが、彼の新への愛情は、実の母親すらも救っているように感じた。

というように、米本を殺害した真犯人が明確化されなかった事への不満や憤りはほぼ見られず、作中の大部分を占める新という存在への苦悩と愛情を読み取る方が多かったように感じます。

ここには、原作者・打海文三さんご自身の経験が大きく関わっているのかもしれません。

打海さんの息子さんは新と同じ二分脊椎症を患っていたとの事で、作中で描かれた新への葛藤や深い愛情、それらすべてが打海さんの実体験なのではないかと考える読者が多かったのも確かです。

原作小説『時には懺悔を』に出会ってから約20年、映画化に意欲を見せていた中島監督は、著者・打海さんの息子さんである『せいちゃん』さんについても、資料や彼との生活などをご遺族から伺ったのち脚本にされました。

『せいちゃん』さんが新のモデルだと明言されているわけではありませんが、著者自身の息子と同じ障がい児を作中の軸とした『時には懺悔を』ですから、中島監督も原作の解釈を無理やり変更したり、ましてや逆張りなんかはしないのではないかと思われます。

中島監督の力の入れようはキャスティングの豪華さにも現れていますので、映画の公開はまだ少しではありますが、原作の『時には懺悔を』をリスペクトした内容になっているのではないでしょうか?

まとめ

今回は、8月28日公開の映画【時には懺悔を】について、そのあらすじと結末を原作を読みネタバレを含めて調べてみました。

映画【時には懺悔を】のあらすじは、原作とほぼ変わりのない『誘拐された障がい児の9年後』を描く事で、その周囲の人間が抱えてきた罪を見つめ直すような内容となっています。

探偵が殺された、というショッキングなスタートで始まりますので、ミステリーものかと思う方が多いですが、作品の主軸は『家族愛』でした。

重い障がいを持って生まれた我が子を育てていく苦悩と重責、他人の子と知りながら誘拐した罪、という新の実母と誘拐して父親になった男の過去の他、死んだ探偵の死の謎を追っていた佐竹までもが自分の過去を悔いているのです。

りと
りと
佐竹もまた障がい児を持つ父親だった、というシーンがあります。その子供は早くに亡くなってしまいましたが…。
やまこ
やまこ
予告で『あの子が死んで良かったと思ってるんでしょ!』って言われた時の佐竹、何とも言えない表情をしていたね。

原作小説の結末は殺人犯を突き止めることもなく、誘拐された障がい児に血の繋がらない誘拐犯が父親としての愛情をひたすらに傾けている、というシーンで終わります。

映画【時には懺悔を】のラストがどんな風に描かれるのか定かではありませんが、原作小説に出会って20年ものあいだ映画化に意欲を燃やし続けてきた中島監督が手掛けられているので、そう大きくずれた結末ではないと思います。

多くの読者が感じた

女性
女性
これは『家族の愛』を描いた物語でした。

という感想に添った、優しい作品になるのではないでしょうか。

決して綺麗ごとだけでは進まない障がい児育児という世界を、映画【時には懺悔を】を観て感じ取ってみませんか?

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